蓮實重彥氏が「私の原点」と語る「幻の映画」が劇場公開される―― DVDなどソフト化されておらず、上映の機会もほとんどなかった本作は「幻の映画」とも言われている。 『ショットとは何か』でドン・シーゲル『殺し屋ネルソン』について語っている箇所を再編集したうえで掲載する。 誰もが題名を聞いただけで馬鹿にする ─蓮實さんの映画批評では、1950年代の重要性を強調していらっしゃいますね。我々は蓮實さんが映画の黄金時代にリアルタイムで映画を見ていたと思ってしまいますが、実は蓮實さんが映画を見始めたとき、すでに映画は衰退しはじめていた。終わりを迎えつつあったともいえると思います。1950年代というと、小津もフォードもヒッチコックも現役でしたが、ある意味、正当には評価されていなかった。もう少し後に、ヌーヴェル・ヴァーグによって再評価される映画作家たちの作品を好んでご覧になっていた。そして、その時期に古典的
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