カナダ西部で、妊娠中に脳出血を起こして脳死状態となり延命治療が続いていた女性が、先週、男の子を出産し、地元で大きな話題となっています。 男の子を出産したのは、カナダ西部ブリティッシュ・コロンビア州に住むロビン・ベンソンさん(32)で、去年12月、妊娠22週目のときに脳出血を起こして脳死と判定されました。 夫が病院側と話し合った結果、胎児が生存できる状態になるまで延命治療を続けることになり、今月8日、妊娠28週目の段階で帝王切開で男の子を出産し、翌日、ロビンさんの生命維持装置が外されました。 男の子はアイバー君と名付けられ、少なくとも2か月は入院して治療を受けることになるということで、夫は「生まれたとき、アイバーは小さな手で、私の指をつかんだんだ。彼が生まれてとても幸せだが、同時に、彼女が一緒にいないことがとても悲しい」と話しています。この出来事は地元で大きな話題となり、国の内外から15万ド
フランス北部ランス(Lens)の病院で撮影された、母親の指先に触れる新生児の手(2013年9月17日撮影、資料写真)。(c)AFP/PHILIPPE HUGUEN 【2月4日 AFP】カナダのある男性が、妊娠中の妻が脳死と診断された悲劇について、インターネット上のブログで自分の思いをつづっている。 この男性は、ディラン・ベンソンさん(32)。妻のロビンさんは妊娠22週目だった12月末に脳出血に見舞われ、その後、脳死と診断されたが、出産するまで生命維持装置によって延命されている。医師らは帝王切開が可能な34週目を迎える3月末まで延命措置を続ける方針だが、その後、装置は外される予定だ。 「かたや息子に会うのが待ちきれず、彼に可能な限り最高の人生を与えてあげたい、彼にとって素晴らしい父親になれるように全力を尽くそうと思う。一方で、息子が生まれる日、あるいはその次の日が、ロビンにさよならと言わなけ
フランス・アンジェルビリエ(Angervilliers)の老人ホームで、古い写真を見るアルツハイマー病患者の女性(2011年3月18日撮影、資料写真)。(c)AFP/SEBASTIEN BOZON 【5月20日 AFP】英語とフランス語を公用語とするカナダで、2言語話者(バイリンガル)に「壊滅的な」影響を与えるとされるアルツハイマー病に注目が集まっている──。後に習得した第2言語を失うことで、自国内にもかかわらず孤立感を感じることにつながるとされているためだ。 2言語話者をめぐっては、認知症の発症が遅れる可能性が指摘されており、その事象を裏付けする証拠も多く示されている。しかしひとつの言語が不自由になることから生じる基本的なコミュニケーションの喪失が、患者に疎外感を与える事例は多く見られるという。 ■仏語と英語でのテストで大きな差 アルツハイマー病の発症で、第2言語によるコミュニケーション
米国は11月初めに行われる大統領選挙を間近に控えていますが、お隣の国カナダでは、ノバスコシア州の州都ハリファックスの市長選挙の行方が、欧米のネットで注目されています。この市長選挙では候補の1人……、いいえ、正しくは1匹、猫が出馬しているのです。 カナダ放送局CBCや米ニュースサイトのハフィントンポストなどによると、ハリファックスの市長に立候補しているのは“タキシード・スタン”ことスタンくん(3歳・オス)。背中が黒く、胸のあたりが白いスタンくんは、本当にタキシードを着ているかのような姿のため、こんな名前がつけられました。 選挙活動マネージャーおよび飼い主の元獣医、ヒュー・チズホルムさんによると、スタンくんのタキシード党は、同市の捨て猫、野良猫問題を解決することを公約に掲げているそうです。「何百、何千という数の野良猫がこの市内におり、増え続けています」(ハフィントンポストより)という現状を憂い
娘の願いに多くの賛同者「旅行に憧れていた両親の遺灰を、旅先で撒いてきて欲しい」 クレイグズリスト"Craigslist"と言う、個人売買や人探しなどの情報交換を目的としたアメリカのサイトがあります。 そこで両親を亡くしたと言うカナダ人女性が、少し変わったお願いをしたことが話題となっていました。 女性が投稿した依頼は以下のものでした。 「両親が他界しました。二人が強く望んでいたことの一つに旅行があります。もしこれからどこかに旅行をする人がいたら、両親の遺灰を少しだけ持って行って、撒いたところを写真に撮ってもらえないでしょうか。もし協力してくれる方がいたら、ぜひ連絡ください。」 旅行が好きだったという両親(ウィリアムさんとアリスさん)のために、旅先で散骨してきて欲しいと言う、カナダ女性の呼びかけでした。 場所は問わず、行き先で写真を撮ってほしいというのだけのお願いです。すると25人ほどが連絡を
カナダ著作家協会(The Writers Union of Canada=TWUC)は、デジタル時代における基本的な要求を12項目の「デジタル時代の著作家の権利章典」(PDF)としてまとめ、出版社に配布した。これまでのところ回答やコメントはないという。カナダではエージェントを利用する作家は2割ほどしかおらず、TWUCはこの「権利」を出版契約書に盛り込もうとしているようだ。論議を呼びそうなのは「印税50%」というところだろう。 以下はTWUCのテキストからの仮訳である。なお公共貸与権委員会という聞き慣れない用語が出てくるが、欧州諸国の多くやカナダでは図書館における著作物の貸出しに対する補償を著者に対して実施する制度を導入・実施しており、これを管理する委員会が設置されている。 著作権法は、権利保有者に知的所有権の保護と適切な報酬を保証するものでなければならない。 著作権への例外は最小限で無けれ
危険と隣り合わせ 売春合法化で安全に働けるようになると期待が高まるが(トロントでの国際エイズ会議に参加する売春婦たち、06年8月) J.P. Moczulski-Reuters カナダで、売春婦を標的にした連続殺人犯といえば、ロバート・ピクトンの名前があがるだろう。養豚業者のピクトンは90年代からバンクーバー郊外のダウンタウン・イーストサイド地区に姿を現し、売春婦たちにドラッグやカネを渡していた。そして彼女たちを自分の農場に連れ込み、体を切り刻んでブタの餌にしていたのだ。後に逮捕され、07年に行われた裁判では49人の女性を殺害したと自ら主張し、終身刑を下された。 ピクトンのサディスティックな連続殺人が今、カナダで注目を集める裁判の行方に影響を及ぼしている。カナダの売春禁止法が売春婦たちの安全を脅かしているかを問う裁判だ。 オンタリオ州の裁判所は昨秋、売春禁止法を無効とする判決を下した。連邦
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