感染症診療の原則

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同級生

2010-01-26 | 青木語録
先日、ひょんな事で編集部員の仕事のお供で信州大学に伺いました。信州大学病院内で会合があるという事でしたので、ついでにクラスメートで解剖学教室の教授になっている佐々木先生を訪ねました。

訪問を予告して行くと、相手の行動を束縛する事になるので、いつも自分の訪問は突然です。突然に伺い、在室ならば話し、留守ならば置き手紙をしてくるのが自分の行動様式です。

幸い、土曜日の午後という人が居ない筈の静まりかえった教室に佐々木君は居ました。いるだろうという確信はあったのですが・・。何しろ学生時代、自分が知る範囲では最もまじめなクラスメートでしたから。

いつもGray's Anatomyを小脇に抱えて解剖の実習をしていた彼。試験勉強に特別な事はなく、過去問とか一切関係ない正攻法の人でした。彼が解剖学教室の教授になったという事も極めて自然な事のように思え、信州の静かな環境で学究生活をしている様子を想像していました。

ES細胞から人工臓器といった事が本当に視野に入って来ているという事を長年の研究で示してくれた本当のScientistを同窓生に持つ事が出来た誇らしい時間でした。

佐々木先生の更なる健闘を祈りながら、彼の教室を後にしました。
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