俺は、酒好きです。(え?有名?)
ただ、うまい酒を飲んでるかと言われれば、「どうだろう?」です。
安い酒だけを飲んでるんじゃないの?と言われても、「どうだろうなぁ?」です。
要するに「うまいと評判の酒を大枚はたいて買っても、たいしたことない。」というのが結構あります。
で、40にもなってやっと分かったこととは…。
お酒って鮮度だろ?
…ってこと。
もちろん熟成して美味しいお酒というのもあるでしょう。でもそれは、専門家が特殊な環境で熟成させた場合のこと。お店や倉庫に長期間放っておかれたお酒を熟成されたものと同じにしてはダメ。
で、行き着いた答は、蔵元で買う酒が確実。という何ともシンプルで、当たり前の答。
中には量販店で久保田とか越乃寒梅とか古いのを常温で売っているけど、あんなのは死んだ酒だからねぇ。飲んでも「こんなもん?」ってなるしw
ただ、どこで買うの?というのが新たな問題。さあ、どうしよう。
と言うのが、俺が岡山で一番美味しいと思っているのが浜千鳥の純米大吟醸なんだけど、それを買おうと思ったら、車で何十キロも遠出しないといけない。それでは何かの記念に飲むお酒ならばOKだけども、普段飲む酒には向かない。
良い酒が身近にないものか?うーん。
…っと、思っていた所、大阪在住のマイミクが、岡山のお酒を買いあさろうとしている。俺も岡山の人間として、そういうのにアドバイスできたらと、ちょっと研究してみたら…。
あら、実家の近所の酒蔵、まだやってたんだ…と。
正直、実家にいた頃もほとんど素通りしてた地域。そういう地域も分け隔て無くインターネットは教えてくれる。良い時代になたものです。
早速ネットで注文したのがこのお酒。
Canon EOS 5D + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/10s, f/2.5, ISO 100
萬歳酒造 純金箔入大吟醸
選んだ理由?
その店で取り扱っている酒で一番高いのが、外れじゃないだろう?みたいなゴーカイな理由。
Canon EOS 5D + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/8s, f/2.5, ISO 100
まあ、金箔が入っているから美味しいって訳ではないんでしょうがw
Canon EOS 5D + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/5s, f/2.5, ISO 100
純米大吟醸ではないというと、醸造アルコールが入っていると言うことです。
でも、この組紐は何となく高級感出してますよね。
Canon EOS 5D + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/6s, f/2.5, ISO 100
なんか激しく気合いの入ったメッセージのラベル。
こう言うの酒屋で見たこと無いなぁ…。案外この手のラベルはみんな手に取ると思うんだけど。
で、この酒を手に入れる過程で、お店の人とメールでやりとりしてたんだけど、その時教えて貰ったのが、新酒の季節なんで、この時期しかないお酒がありますよと。
なんでしょうか?それは。
Canon EOS 5D + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/8s, f/2.5, ISO 100
萬歳酒造 本醸造 無濾過原酒 槽口(ふなくち)
Canon EOS 5D + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/8s, f/2.5, ISO 100
要するに、ビールで言ったら「一番搾り」ですわ。無濾過で、火も入れていない。火が入っていないから、酸味がキツイ。でも俺はそれを「フルーティ」と感じて、結構好き。
火が入っていない分、痛むのも早いらしい。痛む前に飲まなければならない。でもそれがお店で直接買う醍醐味というものではなかろか?
Canon EOS 5D + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/6s, f/2.5, ISO 100
ラベルも24年新酒と。使い回しじゃないですねw
ああ、なんか手持ち撮影で、飲んでから撮影したのもあるけど、手ぶれしたり、斜めになったりw俺って下手だなぁw
せめてISO400で撮れよと、撮影時の俺に言いたいw
Canon EOS 5D + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/10s, f/2.5, ISO 100
で、もう1本お勧めされたのが
萬歳酒造 本醸造 新米新酒 にごり酒
俺、濁り酒好きなんだよな。新酒の酸味を甘みが抑えてくれてて、飲みやすいから。
(もちろん、飲みやすいお酒はあとが怖い…)
Canon EOS 5D + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/10s, f/2.5, ISO 100
で、このお酒たちは、お店に行った時にちょうど瓶詰めしていました。(お店の人が漏斗を持ってウロウロしてたしw「へぇ、そういうの手作業なんだ…」とオドロキ。)
で、お土産に酒粕も貰って帰りました。
で、お味ですが…
一気に3本も試飲する訳でなく、とりあえずいかにも鮮度番長っぽい「槽口」から。
封を開けたとたん、いかにもって若いお酒の香り。意外に思ったのが、濁り酒というわけでもないのに結構白濁していること。(って、そこを写真に残さないのが、俺の欠点w)まあ、無濾過の証明なんでしょうね。
ほどよい酸味と炭酸の様な刺激。おーまさに新酒。ただ、刺激が強すぎない?…と思ったらアルコール度数20度ですかw
…ってその濃さにコップ2杯ぐらい飲んで気づくwこのコップ、牛乳瓶ぐらいあるんだけどな…w
このペースで飲めば、明日には槽口は空くなwそう、痛む前に飲まなくちゃw
次はにごり、次に大吟醸の味見をしたいと思います。
この萬歳酒造は岡山の米と岡山の水にこだわった、酒造りをしていると言うこと。…と言っても、俺は岡山の水と岡山の米でここまで太ってきたから、それが極々当たり前なんだけどね。当たり前だけに、俺との相性は良いものだと思いたいなぁ。と思いながら、撮影後のお酒を冷暗所にしまうのでした。(酒用の冷蔵庫欲しいなぁ…w)
【3/1追記】
コップに注いだ槽口を写真に撮りました。
Canon EOS 5D + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/13s, f/2.5, ISO 500
そう、色はこんな感じなんです。まさにポカリスエット。
ただ、2日目、思い知らされました。昨日と全然味が違う。昨日は新酒っぽい炭酸の様なシュワシュワ感がありましたが、1日冷蔵庫に入れておいたら、さらっと消えてしまっていました。
このシュワシュワ感がないと「蔵元に直接買いに行った感動」ってものは無くなっちゃいますよね。雑味が残ってしまったというか…。
萬歳酒造はこの酒を720ml瓶でしか売らない(一升瓶では売らない)としていますが、それは正解かもね。開けた日に飲みきれるのが理想ですねぇ。
Canon EOS 5D + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/30s, f/2.5, ISO 500
さて、昨日おまけで貰った酒粕ですが、どうやって食べようかと思ったところ、先輩にお勧めされたのが「炙って食う」というもの。
そりゃ、七輪で…ってのがベストなのかもしれませんが、そんなの急には用意できないので、オーブントースターで。
先輩には「砂糖をまぶせ」って教えて貰ったけど、まあ、新酒の酒粕。いくらか香りを楽しんだ方が…と思って、プレーンでいただくことに。
…う、これは!!
味がないw
焼いたからだろうか、酒の風味のようなものは吹っ飛んで、焦げ目の香ばしさが引き立っているというか、本当はもっとポロポロしたクッキーの様な感じになるかと思ってたんだけど、食感としては、ふっくら、もっちり。
うん、そう、例えるならば、具もなく、味付けもしていないチジミ。
砂糖をまぶすというのも、俺的にはちょっと違うかも?
いっそクレープの様に、生クリーム&ジャム?それともガーリックバター?
どっちにしても、ものすごく腹持ちが良さそうで…、多くは食べられないかも?
Canon EOS 5D + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1/15s, f/2.5, ISO 500
で、これが嫁が作ってくれた…
…多分粕汁w
汁?
どこに?
アルコールを飛ばしたいから火にかけすぎたのか?
でも、これが、「味は」すごく美味しかった。根菜(にんじん、ゴボウ、大根)を中心に、鮭のあらを入れて塩みをプラス。
汁なのに、最後はスプーンでかき集めて最後までいただきました。
さ、明日は、にごり酒のテイスティングです!