今回のブログタイトルで「ザ・かぼちゃワイン」を思い出した方、一緒にカラオケに行きませんか?w
それはさておき、今年職場の親睦旅行が中止となり、積み立てていたお金が払い戻しになると言う、ちょっとした臨時収入がありました。こういう金銭的に勢いのある時には買い物をしてしまおうと言うことで、またレンズに投資してしまいました。
今度買ったのは、「Canon EF 100mm 1:2.8 L MACRO IS USM」です。
Canon EOS 20D + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
2s, f/5.6, ISO100, -0.7Ev
うん、もう…格好良いw
やっぱ赤ハチマキは黒いレンズが一番合うんだと思うんですよw
定価12万円のこのレンズ、中古でも8万円とかが当たり前の人気モデルで(まあ、まだ新しいというのもありますが。)正直憧れで終わっちゃうのかなと思っていたんですが、ここ数ヶ月でちょっと値崩れしてきまして、中古相場も7万円の中盤ぐらいで安定してきたとこだったんですが、「もう少しで6万円台だな。6万円台になったら飛びつこう。」そう言う気持ちで中古販売やオークションを見ていました。
すると出て来たんですよね。6万円台が。俺はレンズ内のホコリなんかは全然気にしないので、そんな事で安くなっているのは大歓迎。まだ財布にお金があるうちにゲットしました。
Canon EOS 20D + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
4s, f/5.6, ISO100, -0.7Ev
このレンズの特徴はやはりEDレンズなど高級な素材を使っているLレンズであることと、世界初のハイブリッドISを搭載したモデルと言うことでしょうか?
特に、上下ぶれ、角度ぶれを同時に補正するハイブリッドISはずっと前から注目していました。下手くそなマクロ写真を撮ってしまう度にねw
しかし、距離の制限スイッチ(一番右)がいいですね。「0.3m-0.5m」なんて割り切ったモードがあるのが良い。これだけでマクロ野郎の接写魂が燃えたぎりますw
Canon EOS 20D + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
2s, f/5.6, ISO100, -0.7Ev
しつこいですが、黒いレンズの赤いラインが一番格好良い。
そりゃ、白レンズが熱の影響を受けにくいとか、そう言うものなのかもしれませんが、白はちょっと目立ちすぎるんだよな。道行く人の目に付くだけなら良いけど、俺のメインの被写体である野鳥たちにも目立っているんじゃないかな。
正直、構えようとした時には逃げられる。なんてことも良くある。
ですんで、キヤノンさん、望遠レンズも黒が選べられるラインナップにはならないですかねぇ…。
Canon EOS 20D + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
2s, f/5.6, ISO100, -0.7Ev
フードをつけたところ。結構マッチョなイメージになります。キヤノンのフードで、こんな湯飲みみたいな形のものって他にないんじゃないかな?
この真っ直ぐな感じ。俺が今まで持っていたレンズにはなかったかも?
いや、フード内蔵型はこんな感じだな。Canon EF 300mm 1:4 L IS USMとかTokina AT-X AF 400mm 1:5.6とか。
Canon EOS 20D + Canon EF 50mm 1:2.5 COMPACT-MACRO
1.6s, f/5.6, ISO100, -0.7Ev
さて、ここで近日ドナドナ予定のCanon EF 100mm 1:2.8 MACRO USMとの、禁断の(?)新旧対決をしてみようと思います。
まずは同じ条件で新旧の写り方を比較してみます。
撮影条件は1/5s, f/2.8, ISO200は固定。カメラボディはEOS 5Dです。
Canon EOS 5D + Canon EF 100mm 1:2.8 MACRO USM
1/5s, f/2.8, ISO200
旧レンズで開放、三脚で固定しての撮影です。まあ、正直暗い蛍光灯の室内での撮影なので、シャッターズピードも遅い遅い。でもさすが三脚固定だと、キレイにくっきり撮影出来ます。まあ、元々Canon EF 100mm 1:2.8 MACRO USMの写りの良さは折り紙付き。このくらい当然。
Canon EOS 5D + Canon EF 100mm 1:2.8 MACRO USM
1/5s, f/2.8, ISO200
しかし、手持ち撮影となると、1/5秒のような遅いシャッター速度ではどうしてもぶれてしまいます。ぶれるのが嫌なら感度を上げろ、と言うことですね。
(ちなみに、今回の手持ちは、椅子に座っての手持ちですので、立っての手持ちとはまた違う結果になっているかもしれません。ご了承ください。)
Canon EOS 5D + Canon EF 100mm 1:2.8 L MACRO IS USM
1/5s, f/2.8, ISO200
で、これが新レンズでの写真。
これがハイブリッドISかぁ!
凄いですね。手持ちで三脚で撮ったのと変わらないクオリティ。さすがです。ステキです。
以降は、新レンズ、絞り優先AE、手持ちでISの限界を探ってみます。
Canon EOS 5D + Canon EF 100mm 1:2.8 L MACRO IS USM
1/3s, f/5.6, ISO200
f/5.6まで絞ってみました。シャッター開放時間は約1.5倍になりました。若干のぶれがあるように感じがしますが、まだまだISがしっかり仕事をしてくれるので、失敗写真ではないレベルだと思います。
Canon EOS 5D + Canon EF 100mm 1:2.8 L MACRO IS USM
0.8s, f/8, ISO200
f/2.8と比べると、シャッター開放時間は4倍。うーんさすがにシャープな写りとは言えないか。
それでも旧レンズのf/2.8手持ちと比べると、明らかにこっちの方がくっきり。
室内で、これだけいければ、屋外の撮影とかになると、手ぶれとは無縁になるどころか、手持ち撮影でも絞りを任意にコントロール、背景のぼけ量を自在にコントロール。そういう撮影の幅が拡げてくれるレンズなんだなと。
いや、これは凄い話です。
Canon EOS 5D + Canon EF 100mm 1:2.8 L MACRO IS USM
6s, f/22, ISO200
ちょっとこれはやり過ぎかなw
6秒のシャッター開放。ISの努力した跡は見えるのですが、ブレブレですねw
今回の実験で分かったこと。ハイブリッドISがあれば、1/3秒ぐらいまでは手持ちで大丈夫。野外でのマクロ撮影はシャッタースピードが稼げないといっても1/10~1/20秒でいけるはず。ハイブリッドISがあれば、余裕が感じられるシャッタースピード。
普通100mmのレンズは1/100秒ぐらいに抑えないと手ぶれしてしまうことを考えたら、かなりの余裕。これは良いですね。
…じゃあ、Canon EF 100mm 1:2.8 MACRO USMは良いとこなしか?そんな事は無いと思います。なぜかCanon EF 100mm 1:2.8 L MACRO IS USMよりもピント合わせが俊敏。ISが不要なほどの明るさの場所ではCanon EF 100mm 1:2.8 L MACRO IS USMを凌ぐ撮影が出来のではないかと思います。
上の写真を見てのとおり、Lレンズが高級な素材を使っているからといって、劇的に画質がアップしている訳ではないです。
どっちのレンズが綺麗に撮れる?って聞かれると、正直答えられません。最新のテクノロジーのCanon EF 100mm 1:2.8 L MACRO IS USMが良いのか、シンプルにISなんて余計なものの付いていないCanon EF 100mm 1:2.8 MACRO USMがいいのか?俺には判断できません。
ただはっきり言えるのはCanon EF 100mm 1:2.8 L MACRO IS USMは横着な撮影が出来る。それだけのようです。
とりあえず、週末が楽しみ。これでどんな写真が撮れるかです。