今日はマイミクるーふー氏と、高梁市成羽美術館の、篠山紀信写真展に行ってきました。
ま、ちょっと素人の感想をば。
正直、期待の方がでかすぎて、残念な部分がありました。篠山紀信本人が「50年のカメラマン生活で、「写真力」のある100枚を厳選した。」と言っていましたんで、相当痺れる写真展ではないかと思っていたのですが、「痺れたっ!」と思ったのは10枚ぐらい?残り90枚は正直5秒も見ていないかな。なんか写真の選び方に「?」が付いてしまうものが良くありました。
で、覚えている中で、印象に残った写真は…
「中村七之助と東京スカイツリー」
歌舞伎役者の中村七之助がスカイツリーをバックに、どっかのビルの屋上でポーズを取っている写真。歌舞伎という伝統芸能と、最新のランドマークをうまく融合させた面白い写真です。意外に歌舞伎役者の白い顔と、スカイツリーの白色、釣り合うんですよね。
「鏡台の前のミニーマウス」
ハートの照明が鼻や瞳に映り込んで、すごく計算されてるんだなと思った写真。
「大相撲」
貴乃花、曙が横綱だった時代の全力士を土俵の周りに立たせて撮った大迫力の写真。200人(?)ぐらいいる力士の顔全部に照明が当たっている…のか、後でレタッチしたのかは知らないけど、あれだけの人数の格闘家の視線が見る者に注がれるって訳ですから、すごいインパクトがあります。
「黒柳徹子」
もう40年ほど前の写真。タマネギ頭ではなく、毛皮のかぶり物をかむり、衣装もバストトップを隠すだけのセクシーなもの。その表情が、全く黒柳徹子とは違ったもので、驚きました。
「ももいろクローバーZ」
これは、全くもって、ももいろクローバーZの写真。5人は振り袖を着ているんだけど、全然かしこまって無く、ライブ会場で踊りまくっている表情で撮られている。「振り袖でも、ももクロはももクロ」そんな、簡単そうで難しかったんじゃない?と言う写真。
「宮あおい」
まあ、オリンパスのCMもしているし好きな女優さんでもあるんだけども、ぱっと見、すごく彼女の目力に圧倒され、計算され尽くされた、衣装やアクセサリ、ライティングで、いくら見ても「ここが、こうだったら…」という部分が見つからなかった写真。完璧に俺の好みの写真でした。今回の写真展俺的ナンバー2の写真。
「日本刀を構える三島由紀夫」
まあ、文句は言わないから、現場で見てくれ。としか言いようのない作品。怒っているような、怯えているような表情、一糸まとわない見事な筋肉の身体。体毛の醸し出す男臭さ、前ボケで鈍く輝く日本刀。そしてモノクロの説得力。まあ、見てくれとしか言いようが無い。今回ダントツの俺的ナンバー1。
「被災したアベックの写真」
2人の男女が、瓦礫の前に立っている写真。2人の顔だけがピント合っていて、あとはボケている。俺は勝手に「震災の記憶は忘れられるものかもしれない、でもこの2人がこの時に生きていたのは、この写真が永遠に語り継ぐ。」そんなメッセージを受け取った。なんだか背筋を正したくなる写真。今回の俺的ナンバー3。
…と言った感想です。素人目線で申し訳ないw
本当を言えば、写真から、どういった機材を使った写真か、撮影データはどうなのかを瞬時に解析して、次の自分の撮影につなげるような事が出来たら良いんだろうけど、まあ、いくら時間があってもそんなのできないですね。
で、写真展の後は、そのまま南に下り、笠岡の方へ。行きがけに、なぜか馬刺しの話で盛り上がり、井原市に行けば、確か美味しい馬刺しがあったよな…と思ったんだけど、るーふーさんは笠岡ラーメンが欲しいと言うことで、笠岡市「とんぺい」へ。
まあ、相変わらず鉄板の美味しいラーメンでした。
ちなみに行きたかったのは「馬かろう」。http://tabelog.com/okayama/A3302/A330205/33000095/
で、笠岡まで行ったら、笠岡ベイファームに行きたくて。今はポピーが見頃と新聞にもあったから。ただねぇ…天気が心配。モヤモヤしながら、ポピー畑を目指す。いよいよ見えるぞ、とカーブを曲がった瞬間、感嘆の声が上がった!
めっちゃピンク!!
Canon EOS-1D Mark III + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/2000s, f/4, ISO 400
新聞にあったので、ある程度のピンクさ加減は予想出来ていましたが、ここまでピンクとは!
ちゃんとね、1個1個の花を見てみたら、赤とか、白とかも混ぜて、この美しさなんですよね。これは良い!!
これで青空だったら…広角なレンズを持ってきていたら…と思うと、悔しいなぁw
Canon EOS-1D Mark III + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)
1/250s, f/3.5, ISO 800
実は、チョウの乱舞とかも期待してたんですよ。でも雨が降ったり止んだり、時々豪雨のような状態では、虫も出てこれないわな。
と言うことでテントウムシを激写!贅沢は言ってられない。
Canon EOS-1D Mark III + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/3200s, f/4, ISO 800
笠岡市のゆるキャラ「カブニ」。モチーフは笠岡市を象徴する生き物の「カブトガニ」。
多分入っているのは市役所の観光課の職員ぐらいだと思うんだけど、何のキャラを作るわけでもなく、普通に中のお兄さんが話しかけてくれました。
まあ、下手に「うふふ、僕は、笠岡市のゆるキャラ、カブニでーっす!よろしくねっ!☆」とかされるよりは良いかもしれん。
カブニについてもっと詳しく知りたい?
http://www.museum.or.jp/modules/im/index.php?content_id=171
Canon EOS-1D Mark III + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/6400s, f/3.5, ISO 800
るーふーさんの息子さん。
ちなみに、このブログには2回目の登場だったりします。
うっ!良く見れば、なんちゅうパクリTシャツや!!
Canon EOS-1D Mark III + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/8000s, f/3.5, ISO 800
いやーシャッター速度なんか全然見ずに撮っていたから、最高速になってるじゃないか!こんなんだったらISO400とかの方が良かったな…。
すごく曇っていたから、感度上げてたんだけどw
見てのとおり満開ですが、まだ下から下から蕾が出て来ています。まだ少なくとも5月中は楽しめるんじゃないか?と思っています。
Canon EOS-1D Mark III + OLYMPUS G.ZUIKO 50mm AUTO-S 1:1.4
1/8000s, f/4, ISO 800
カブニは一緒に撮ろうと誘えば、気軽に答えてくれます。
いやー良い表情ですね。人間もカブニもw
それもそのはず。笠岡市の慣例に伴い、記念撮影の時、「はい、チーズ」のではなく「カブトガニーーーー」って言って表情作りましたからw
Canon EOS-1D Mark III + TAMRON SP 90mm 1:2.5 (52B)
1/160s, f/3.5, ISO 800
また、ポピーだけでなく菜の花畑もありまして、ピークは過ぎているようですが、まだまだ咲き続けるようです。一度にピンクのまだらのポピーと、黄色の単色のナノハナを比較できるので楽しいですね。
この写真は。ミツバチ…が来ないのでハナアブです。
とりあえず、笠岡ベイファームは気合い入ってるなぁ…
と思っているうちに、カブニが行方不明。
きっと控え室でタバコでも吸っているんだろうな。
「ああ、でも今日は日が照らなくって良かったよ。ここは日光を遮るものが無いから、熱中症になるところだった。」ってぼやいているかもしれないw
来週…天気が良ければ…リベンジしたいような。