三島食品「菜めし」、なぜ消えた 会社から返ってきた意外な答え

3種類の青菜を原料とした「菜めし」=三島食品提供
3種類の青菜を原料とした「菜めし」=三島食品提供

 赤しそのふりかけ「ゆかり」で有名な三島食品(広島市)が製造する、青菜のふりかけ「菜めし」が一部の店頭から姿を消している。同社によると、全国的な現象だという。あったかご飯に混ぜたり、おにぎりにしたりして食べるとおいしいのに、一体何が起こっているのだろう。

 「子どもが好きなのに。近所の店には置いていない。」。そんな声を聞き、記者が暮らす福岡市でスーパーを何店か訪ねたが「ゆかり」は置いてあっても「菜めし」を見つけることができなかった。三島食品に連絡すると、意外な答えが返ってきた。「広島菜のふりかけ『ひろし』に置き換えられているのです」

 三島食品によると、「菜めし」は1981年の発売で、広島菜と京菜、大根葉の3種類の青菜(一部外国産含む)に加え、カツオの削り節粉末や昆布エキス、粉末みそなどを含む芳醇(ほうじゅん)な味が特徴。看板商品の「ゆかり」ほどではないが、一定のファンが付いている。一方、「ひろし」は国産の広島菜を100%使用し、塩ベースの味付けで2021年に販売を始めた。

この記事は有料記事です。

残り584文字(全文1025文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月