ハイレゾで鳴り響く9年ぶりの"Music"——Polaris、待ちに待ったフル・アルバムを配信開始!!
2012年に再始動を果たしたPolarisが、ついに9年ぶりのフル・アルバム『Music』をリリース。シングル「光る音」を含む11曲(うち2曲はメドレー形式で収録)がハイレゾで届けられた。溜めをたっぷり効かせた柏原譲ならではのベース、まさに"光る音"を紡ぎ出すような大谷友介のギター。どれだけ月日が経とうと、やっぱりPolarisはPolarisだ。OTOTOYでは、この作品を24bit/96kHzおよび5.6MHz dsdで配信。収録された音の粒、そのひとつひとつをぜひハイレゾで味わっていただきたい。さらに、購入特典としてデジタル・ブックレット(pdf)とサイン入り壁紙(jpg)を同梱。Polarisの2人のユニークな制作過程、そして柏原譲の独特な再生環境などに迫ったインタヴューとともにどうぞ。
ハイレゾ / DSDで買えるのはOTOTOYだけ!!!
Polarisの9年ぶり新作をブックレット & サイン入り壁紙つきで配信!!!
Polaris / Music
【配信形態】
[左] 24bit/96kHz (ALAC/FLAC/WAV/AAC)
[右] 5.6MHz dsd + mp3
※ファイル形式について詳しくはこちら
>>ハイレゾとは?
>>DSDの聴き方
【価格】
24bit/96kHz : 2,376円(税込)(アルバムまとめ購入のみ)
5.6MHz dsd + mp3 : 2,916円(税込)(アルバムまとめ購入のみ)
【収録曲】
01. 天と点
02. 大気圏
03. One
04. Pray
05. とける
06. 気配〜20:26p.m.
07. 深海〜点滅と明滅をくりかえす
08. Neu
09. 光る音(Album Version)
【購入特典】
デジタル・ブックレット(pdf)
サイン入り壁紙(jpg)
INTERVIEW : Polaris
Polarisの2人にインタヴュー。最高峰の桃源郷ミュージックは、音楽との寄り添い方と密接に関係していた。自分の頭がいかに体育会系だったことを思い知らされた。こんな可愛いジャケットをしているのに、内容も人もモンスターだった。
取材 : 飯田仁一郎
写真 : 大橋祐希
意外と土臭い作り方をしてますよ、今回は
——今作は9年ぶりのフル・アルバムということですが、お2人にとって9年というのは時間がかかった印象ですか? もちろん、その間まったく活動をしていないわけではないので、感覚的にどうなのかなと。
大谷友介(Gt / Vo)(以下、大谷) : そうなんですよね。ソロもあり、譲さんは別のバンドもありで、再始動してからもシングルを出したり、去年はミニ・アルバムも出したので、この作品を9年かけて作ったという感じではないんですけど。
柏原譲(Ba)(以下、柏原) : フル・アルバムの形になったのを見ると久しぶりだなという気はしますけどね。
——9年前はもっとハイペースに出してた感じはしますね。
大谷 : そうですね、1年に1回出してましたからね。
——ちょうどソロ活動を始めたのが9年前ということですか?
大谷 : 2006年に『空間』というアルバムを出して、その次の年から個々の活動に入っていった感じですね。
——そのときはPolarisとして一区切りしたという印象でしたか?
大谷 : というより、世の中の感じというか。ずっと活動してたとしても毎年1枚というのは無理だったんじゃないかな。そういう時期にたまたま当たっただけで、特に意味はないんだけど。
——その時期をあえて言葉で表すとしたら、「次が見えない」とか?
大谷 : いや、『空間』を出した前後で、Ohana(※オオヤユウスケ、原田郁子、永積タカシの3人で結成されたヴォーカル・ユニット)をやりはじめたり、ソロ・ライヴのオファーとか、プロデュース依頼がきたりとか、そういうのが2006年頃に始まりつつあったんです。バンドが1年に1作のペースで活動してるときって、そういうことはできないじゃないですか。だから自然と個々の活動の方にいったというか。
柏原 : そういうのがたまたま重なっちゃって。
大谷 : 譲さんもそうだったね。
——Polarisには明確な"Polarisサウンド"というのがあるので、だからこそあのタイミングで音楽的探求の旅に出たのかなと、当時思った記憶があります。
大谷 : ぜんぜんそんなこと打ち合わせてなかったなあ(笑)。
柏原 : そもそも始めたときにも、そういう話をしなかったので。あとから振り返ってまとめると、音楽的探求の時期ってことになるのかもしれないけどね。
——大谷さんはこの9年でベルリンに移住したり、ソロ活動が増えたり、プロデュース・ワークが増えたりしたわけですが、それが今回のアルバムに昇華された部分はありますか?
大谷 : 2007年から2012年くらいまでの時間を経てるわけで、当然その間の変化はかなり大きいと思います。2006年までのPolarisはとにかくどんどん作っていたので、それを一度振り返ることができた時間でしたね。
柏原 : 2000年の結成当初って、大谷くんの4畳半の部屋で、ものすごいアナログな宅録をしたんですよ。今回の録音の後半で、そういう感じがちょっと足りないよねって話をして。だから立派なスタジオでお洒落に作ってる感じじゃないよな。
大谷 : 意外と土臭い作り方をしてますよ、今回は。
——具体的に言うと?
大谷 : 普通のスタジオでもやりつつ、歌録りとか楽器の録音とか1人で自宅でやったり。音の作り方や録音のやり方も、自分にものすごく近い、触れる感じでやれるようになってきてるんですよね。
僕らはちょっと違った感じで音楽に接してるかもしれない
——今作をどういう風に録ってるのか、とても気になりました。
柏原 : まずはデモがあった上で、ドラムが録れるスタジオに集まって、デモの仮歌を流しながら録ったね。
——大谷さんが作ったデモと仮歌ということですよね?
大谷 : そう。曲作りの流れで作る楽曲のデモは、"勝手に完成形"みたいな。細かい部分に楽曲の味が出てくるから、合わせてるうちに変わったりするんですけど、デモは作り込むというよりはやりたい放題やるというイメージです。
——それがPolarisにとってのデモ?
大谷 : この曲はこういう曲なんですよというのを伝える役割ですね。今はデモや個人録音の制作環境も良くなってるので。
——大谷さんのご自宅はどういう環境なんですか?
大谷 : いわゆる録音ソフトのLogicです。よくあるDTMな感じ。じつは、曲作りやデモは弾き語りだと思われがちなんですけど、それとは180度真逆なんですよね。
——へぇ、打ち込むんですね。
大谷 : かなりしっかり打ち込むし、弾いてみる。ビートを作ったり、楽器もひと通り演奏してます。
柏原 : 単純な打ち込みのデモとは違うよね。クリックの上に乗せていくんだけど、演奏は生で入れるので、プリプロのときは大谷くんの作ってきたデモを使って、そこにドラムとベースを生で入れてみたり。そうすると大谷くんのタイム感が残るんですよね。その時点でデモは終了で、それと同じことを今度はスタジオでやるんです。
大谷 : 普通の人からすると、なんと非効率的なんだってことをやってるんです。
——デモの段階では何%くらいまで完成してるんですか?
大谷 : そういうものでもないんですよね。こういう楽曲を作りたいんだという意志表示なので、いびつであればあるほど良くて、まとまりすぎちゃったなってときは1回やめて作り直したりとか。
——なるほど。いびつなデモができて、次はプリプロですね。
大谷 : こういう曲ができましたっていうのがあって、それをみんなで演奏しようと。
——その段階でベースやドラムも生で重ねていくわけですね。
柏原 : そうなんだけど、結局それもソフト上で録るから、時間軸は同じなんですよ。
大谷 : 最初のデモの時間軸が、プリプロの最後までずっと残るんです。
柏原 : でもプリプロの段階でそれぞれのミュージシャンのアイディアが全部入ってくるので。
大谷 : この段階で曲が違うものになっていくというか。だけど時間軸とかタイム感とか、ずっと引き継いでいくものもちゃんとあるという感じです。
——そこでみんなが音を入れて、さらに大谷さんが歌をもう一度録り直すと。
大谷 : 歌も楽器もですね。だけど、楽器も含めデモのほうが良ければそれを生かす。
——そうやって曲が溜まっていって、「アルバムを作るか!」となったのはいつ頃なんですか?
大谷 : 個人的には「光る音」のデモを2012年の2月くらいに作りはじめたんですけど、その時点でアルバムの曲と思って作ってました。
——お2人で合意して、「じゃあアルバム作ろう!」となったのは?
柏原 : 合意というよりは、とりあえずどんな曲があるか聴かせてよっていう感じで。
大谷 : 「こんな曲できましたよ」、「いいんじゃない? 進めてみようか」っていう感じが起点ですね。
——意外にもゆるい感じですね。
大谷 : 2006年まではある意味商業的なペースでやってたんだけど、それをあえて1回やめてるからね。
柏原 : バンドって体育会系の人多いから(笑)。
大谷 : 「あと2ヶ月で10曲作って来月で全部仕上げるぞ!」みたいなね。
——〆切を設定しないと絶対作れないですよね(笑)。
大谷 : そういう意味では、僕らはちょっと違った感じで音楽に接してるかもしれないです。
柏原 : お仕事でやってると絶対そうだと思うんですよ。まあ僕らも仕事なんですけど(笑)。他の活動もトータルすればこの9年でいくつも出してるので、Polarisはこれでいいんだという感じです。
歌詞というより、音楽の言葉というか
——お2人にとって、「Polarisはこういう音楽だ」という明確なコンセプトはありますか? それとも「2人でやればそれがPolarisなんだ」という感じでしょうか?
大谷 : それは明らかに、譲さんと一緒に作って演奏する、ということがいちばん大切ですね。「Polarisはこういうサウンド」みたいなことでは、なかなかモチヴェーションが上がらないんですよ。
——じゃあ万が一、大谷さんがパンク / ハードコア的なものがしたくなったら、それをやる?(笑)
柏原 : そうそう。最近思うのが、音楽には必ず名前がついているでしょう? 曲名とか。それってあまり意味がないような気さえするんですよね。
——今作はまさに『Music』っていうタイトルで、おお! って思いましたね。
大谷 : まあ、簡単に言えば音そのものということです。ライヴでたまたま見たバンドがすごく良くて、曲名もメンバーの名前も、それどころかバンド名すら知らない、でもなんかぞわぞわするときって、クレジット的なものは関係ないからね。
柏原 : 音だけで多幸感があるんだから、それで良くない? って。
——その多幸感はすごくわかるんですけど、一方で配信サイトをやっていると、「配信にも歌詞カードを付けてください!」ってすごく言われるんですよ。だから歌詞はとても求められてるんだなって。大谷さんは歌詞はちゃんと読んでもらいたいと思いますか?
大谷 : 以前は、曲がある、歌詞がある、って考えていたんです。でも休止している期間に気づいたことなんですけど、サウンドも言葉も、結局それにどういう意志を込めるか、っていう点では一緒なんだなって。サウンドに合う歌詞とか、情景描写とか、以前は考えていたんですけどね。そういう意味で歌詞はどんな言語でもよくて、でも日本で多く聴いてもらうわけだから日本語がいいかなとか。だから歌詞というより、音楽の言葉というか。
——大谷さんは情景描写の上手な方だなと思ってたんですけど、それは自然に出てきた言葉なわけですね?
大谷 : そうですね。自分に降りてきた言葉だから、文脈上意味はない言葉も入っていますね。あえてそれを残す。
——なるほど。今回は豪華ミュージシャンが録音に参加されていますが、プリプロから先の工程を教えてもらえますか?
大谷 : いろいろな楽器を入れながら、ああでもない、こうでもないを長くやるんです。
——それはどのくらいの期間ですか?
大谷 : 長かったですよ。去年の12月までやってたからね。意外とこの期間は自分の中で大事でした。曖昧なまま進んでいたことを、ちゃんと音にしていく期間というか。音と音の距離感とか、すごくこだわった部分もあって。2006年頃のPolarisはそれをやってなかったですね。スタジオに入ってバッと録って、というのが多かったので。
柏原 : バッっと録るのが良い結果を生む音楽もあると思うけど、1回持ち帰って考えたいんだよね。その場の勢いでできたものは、あとで聴いて恥ずかしかったりすることがたまにあるんです。
大谷 : 単純に、手間暇かける方が好きなんですよね。自分で録音し直した音もたくさんあるし。
柏原 : それが苦手なミュージシャンもいるから違いに悩むことはあったけど、無理せず自分たちのノウハウでやっていったね。
きわめて個人的、アーティスト的なわがままでマスタリングしました
——今回は柏原さんがご自身でマスタリングをされていますが、そうすることに決めた経緯は?
柏原 : ミックスまでは松田タダシさんにやってもらったんですけど、トラックダウンが終わった音を聴いたときに、ここから先を外部の人に頼むのも良いんだけど、それで思い通りにならないのも嫌だなと思って。
大谷 : 録ってる時期もバラバラだったりして、2年前ぐらいの曲もあるんで、外部の人に頼むとどうしても均質的な感じにされちゃいそうだなと。そうすると何割か削げ落ちちゃうかなって。それで年末にけっこう熱い話もして。
——ミックスの雰囲気を残すために、マスタリングまで松田さんに頼むっていうのは考えなかったんですか?
柏原 : それも考えた。
大谷 : そういう会話もありましたね。
柏原 : で、一度は「やんない?」って聞いたんだけど、ミックスまでとは別の耳で聴かないといけないから、客観的になれないって言われて。
大谷 : そこもいろいろ話したよね。客観的なものにしたい気持ちはあるけど、やっぱり自分たちのバンドの音楽だから、主観的でも良いんじゃないかっていう方向になったり。
柏原 : だから通常のマスタリングとは少し違う結果になってますね。あえて揃えなかったというか。
——揃えなかった?
柏原 : 人の作品だとすでにその人たちの愛があるわけだから、均質的になるように音質調整するんですね。でもメンバーが良しと言ってるものをあえて均質的に揃える必要があるかなって。だからこの曲はすごい抜けるような感じでとか、この曲はベースが顔で震えるような感じでとか、きわめて個人的、アーティスト的なわがままでマスタリングしました。
大谷 : 最初は客観的にって話だったから、普通にマスタリング・エンジニアにリクエストするように要望を伝えてたんだけど、途中からあんまり意味ないなと思って。わりと個人的な感覚で伝えるようになってきて、そしたら自然と良いものになっていったんです。
——なるほど。じゃあマスタリングもだいぶ時間を掛けましたか?
柏原 : いわゆる普通のマスタリングって朝から始めて夜には終わるから、それに比べたらかなり時間掛かってますね。3週間くらいやったのかな。別に3週間ずっとそればっかりやるわけじゃないんだけど。
——今回は最終的にKORG MR-2000SっていうDSDレコーダーに落としてますよね? そこまでの持っていき方がちょっと変わっていると伺いましたが。
柏原 : そうそう。まず音源をMacからLANケーブルで出すんですね。で、それを一度ルータに繋いで、そこからさらにLANケーブルでAirMac Expressっていうベースステーションに送るんです。で、そこから先はアナログの卓に出して、最終的にMR-2000Sにっていうやり方なんですけど、そういうふうに再生するのが一部の人たちの間で流行ってて。要はこれをやるとバッファリング再生されるんですよ。で、LANってものすごく厳しく決まってる規格だから、絶対にデータの欠落がないらしいんですよね。そうすると結果として本来のファイルの音が出てくるんです。実際、まったくのゼロではないんですけど、歪みがほとんどないです。
——これは初めて聞くやり方ですね。元ファイルのデータを、なるべく欠落なくマスター・レコーダーまで持っていくためのひとつの方法、というわけですよね。
柏原 : マスタリングするときにものすごく困るのが、作業中にソフトウェア上で聴いている音と、書き出したファイルの音が違うことなんですよ。不思議なのは、明らかにできてくるファイルの音の方が良い。これはけっこう問題だなって。ほんとに目隠しでマスタリングしてるようなもんですよ。
——なるほど。で、LANケーブルのシステムを使うことで、柏原さんが作業してたそのままの音を、最終的にはKORG MR-2000SでDSD 5.6MHzで録っていると。
柏原 : はい。24bit/96kHzの方はPC上でAudioGateというソフトを使ってダウンサンプリングしてます。だからできればDSDの方を聴いてほしいですね。それは本当に僕が聴いている音と同じなので。これは自信作なんです。
RECOMMEND
Polaris / 色彩
変容と多様性。個性豊かな楽曲たちが奏でる新世界。2012年に6年ぶりの再始動を果たしたPolarisが、続く2013年にリリースしたミニ・アルバム。日常から非日常へ繋がる点と線、馴染みのある懐かしさと今まで見たことのない新しさが交差する景色、柔らかに変容しながらも多様性を内包した果てしなく続く物語…。Polarisの新たなマスターピースの呼び声高い壮大なシンフォニー「光る音」を収録。
Polaris / Polaris presents continuity #5 & #6
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FISHMANS+ / A PIECE OF FUTURE
FISHMANSが多数のゲストを迎えて「FISHMANS+」という名義で制作した、20分を超える大作ナンバー。この楽曲は佐藤伸治が生前書き下ろした最後の作品と言われており、1998年にFISHMANSのライヴ・ツアー「8月の現状」で発表、その後レコーディングも予定されていたが、佐藤の逝去により実現しなかった。本作には、茂木欣一、柏原譲をはじめ、HAKASE-SUN、zAk、勝井祐二、原田郁子、小山田圭吾、UA、やくしまるえつこ、大野由美子といった豪華な顔ぶれが参加した。
LIVE INFORMATION
Polaris Tour 2015 "Music"
2015年4月6日(月) @大阪 umeda AKASO
2015年4月7日(火) @名古屋 Nagoya CLUB QUATTRO
2015年4月15日(水) @東京 AKASAKA BLITZ
PROFILE
Polaris
2001年11月にミニ・アルバム「Polaris」でデビュー。強靱なリズム隊が生み出す圧倒的なグルーヴに透明感あふれる大谷のヴォーカルが溶け合うアンサンブルが彼らの個性。その音響的なダイナミズム感に溢れたサウンドと日常の中の喜怒哀楽を写実的に描き出す世界観は、ポラリスにしか表現できないポップスともいえる。今までに『Home』『Family』『Union』『空間』、4枚のオリジナル・フル・アルバムをリリース。ライヴでの評価も高く、フジロック他、数々の野外フェスでの名演多数。2006年以降は、大谷、柏原とも、それぞれのソロ活動をスタート。大谷は、2010年2月に活動拠点をベルリンに移し、ソロ・プロジェクト"SPENCER"を始動。柏原は、FISHMANSでの活動の他、2011年、茂木欣一(東京スカパラダイスオーケストラ / FISHMANS)、加藤隆志(東京スカパラダイスオーケストラ / LOSALIOS)らと"So many tears"を結成。2012年9月に約6年ぶりとなるシングル『光る音』をリリースし、Polarisとして再始動。2013年には、言葉、サウンド共に、実験性を感じさせるミニ・アルバム『色彩』をリリースし、新たなファンを獲得した。