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2020米大統領選

2020年11月に行われた米大統領選。共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン氏が争い、バイデン氏が勝利した。

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「憎悪の炎あおる」 バイデン氏、トランプ氏を批判 黒人男性拘束死の抗議過激化

 黒人男性拘束死事件を受け全米で広がる抗議活動について、11月米大統領選で野党・民主党の指名候補となるジョー・バイデン前副大統領(77)が2日、東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで演説した。「この国は、皆を結束させる指導者を切に求めている。私は憎悪の炎をあおることはしない」と述べ、強硬な姿勢でデモ制圧に臨む共和党のドナルド・トランプ大統領(73)を痛烈に批判した。

 バイデン氏は抗議の発端となった事件で警察官の暴力により亡くなったジョージ・フロイドさんの「息ができない」との言葉を、「この国、私たち全員への警鐘だ」と指摘。各地で起こる略奪や破壊行為を非難する一方、警察ら治安当局による「過剰な暴力」も厳しく批判した。そのうえで警察暴力根絶のため政権発足後100日以内に「監視委員会」を設置すると公約した。

 バイデン氏が地元東部デラウェア州を離れ、公の場で演説するのは3月上旬以来。トランプ氏が1日夜の演説で「法と秩序」を強調し、ホワイトハウス前に集まった平和的なデモ参加者を強制排除したことについて…

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