自称「自由人」の異色ランナー、「言葉のやいば」にもSNSを続ける思い
毎日新聞
2024/11/24 10:00(最終更新 11/24 10:07)
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華やかな印象、振る舞いに注目が集まる若手ランナーだが、その魅力は、何事にも惑わされない心の芯の強さにある。今夏のパリ・オリンピック陸上女子5000メートル代表の山本有真選手(24)=積水化学=だ。
レースで長い距離を走り終えると、前髪に乱れがないか入念に確認した上でインタビューを受ける。
ネイルも投稿、フォロワー計13万
「テレビに映ったり、取材されたりする自分が好き。自分は人から見られて頑張れるタイプです」
X(ツイッター)やインスタグラムなどのネット交流サービス(SNS)のフォロワーは合わせて約13万人。インスタグラムには時折、髪色やネイルを変えた写真も投稿している。
ストイックなイメージの強い陸上長距離では異色の選手だ。なぜ、そのようなスタイルになったのか。
「私って結構自由人で……」
山本選手はそう語ってから、学生時代の経験を振り返り始めた。
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