OTOTOY EDITOR'S CHOICE Vol.91
OTOTOY編集者の週替わりプレイリスト&コラム(毎週金曜日更新)
シンプルに最近よかった新譜&リイシュー
今週の『EDITOR'S CHOICE』は1本のテーマに絞れなかったので、最近聴いてよかった音源をシンプルにピックアップしてみました。
まずはいくつかリイシューものを。最近ハイロウズが全部アナログを再発したので、お気に入りの『ロブスター』と『バームクーヘン』を購入。改めて他のアルバムも聴き直してみたりしたんですが、リズム隊のタイトさがハイロウズは際立ってカッコいいですね(OTOTOYで配信している音源は、今回の再発用にリマスタリングされた音源ではないのでご注意!)。あとはリプレイスメンツの5thアルバム『PLEASE TO MEET ME』とウィルコの『Summerteath』のデラックス版はどちらも好きなアルバムだっただけにデモ・テイクなんかも楽しく聴けました。特にウィルコは『Summerteath』のころのライヴ音源がかなり聴きごたえあるのでぜひ。
新譜系はR&BものでマセーゴとHope Talaがいい感じでした。EPサイズの作品って最近はかなり多いと思うんですが、個人的にもシングル1曲よりもきちんとコンセプトだったりっていうのを感じられる上にリピートもしやすくて好きですね。あとは6月にリリースされて10月に〈P-VINE〉から国内盤がリリースされていたBANANAGUN、おすすめです。メルボルンは2ndアルバムが出たばかりのMildlifeも最高なんですが、この辺今面白いバンドの磁場が発生しているのかなと勝手に思っていて、要注目してます。あとはもともとBYRON LEEの専属バンド、DRAGONAIRSのメンバーやプロデューサーとしても多くのレゲエのアーティストの作品に関わっているCLIVE HUNTのアルバムも気持ちいいルーツ・インスト・レゲエで最高ですし、坂本慎太郎の新曲もやっぱり食らっちゃうかっこよさがありました(ハイレゾとアナログ、どちらも聴き比べるとより楽しい)。
ラストは編集として関わったthe原爆オナニーズ、タイロウさんのロング・インタヴュー連載が無事完結しました。まだ未読の方は映画とあわせてぜひ3本とも楽しんでいただけたら。以上、またコロナ感染拡大で風向きも変わりつつある世の中ですが、皆様お体には気をつけて過ごしていきましょう。