もし、今まで決まってなかったことが前日の動きで急に決まったことを「突如」と表現したことに対して「突如」と言った根拠を述べよと言ってくる人がいたら、どう思うだろう。 2023年7月の広島県安芸高田市定例記者会見での石丸伸二氏(当時安芸高田市長)の発言である。 別に「突如」と表現として何もおかしくはない。常識の範疇ではないだろうか。こういったところで相手をやりこめようとするのは私はどうかと思う。 東京都知事選挙で獲得投票数2位につけた石丸氏。選挙後にメディアで行われたインタビューの数々で見られた噛み合わない様子が「石丸構文」として話題になっており、SNS上ではこれを題材にした大喜利が繰り広げられている。 質問に対して問われたことに答えず、本題とずれた部分の定義付けを執拗に求める。ストレートに質問に答えない。質問に質問で返す。論点をずらして相手を煙に巻く。相手に対して優位に立とうとしているように
現職である小池百合子氏の圧勝で幕を閉じた東京都知事選。有力候補とみられていた蓮舫氏(56)を上回る得票数を獲得し2位となった石丸伸二氏(41)への注目が集まっているなか、選挙後の“メディア対応”が波紋を呼んでいる。 小池氏と蓮舫の“事実上の一騎打ち”との下馬評が高かった今回の都知事選だが、蓋を開けてみると、石丸氏が蓮舫氏を約40万票も上回るという結果に。広島県安芸高田市で市長を務めた経験はあったが、国政経験もなく、東京での知名度も高くない中での躍進は、日本中に衝撃を与えた。 石丸氏は投開票後の各メディアの選挙特番にも引っ張りだこ。そんななか、物議を醸しているのが、TBSラジオで7日19時58分から22時まで放送された『開票LIVE2024~カオス!東京で何が起きていたのか』での一幕。メディア評論家の荻上チキ氏、ライターの武田砂鉄氏、アクティビストの能條桃子氏、コラムニストのプチ鹿島氏の4名
出典: https://anond.hatelabo.jp/20240709080000 荻上 改めまして、こんばんは。荻上チキです。東京都知事選挙・開票特別番組「開票LIVE2024 カオス!東京で何が起きていたのか?」ここからはYouTube LIVEとTikTok LIVEで、このあと10時までお送りしたいと思います。えー今日のお相手は、プチ鹿島さんと、能條桃子さんと、武田砂鉄さんです。引き続きよろしくお願いします。 それでは、今回出馬された石丸伸二さんと中継が繋がっています。石丸さんこんばんは。 石丸 こんばんは。 荻上 よろしくお願いします。 石丸 よろしくお願いします。 荻上 さて、まず石丸さん、今回の都知事選挙、手応えを感じたと、先ほど発信もされていましたが、特にどんな点、手応えを感じた選挙だったんでしょうか…? 石丸 エッ? どのくだりの話をされてらっしゃいます? 荻上 あ
古市憲寿 @poe1985 色々な人から都知事選のことを聞かれるので一応書いておきますね。少し長い文章なので、興味ある人は読んで下さい。 日曜日に日本テレビの選挙特番で、東京都知事候補だった石丸伸二さんと初めて話しました。中継のせいなのか、出来の悪い生成AIみたいな話しぶり、という印象でした。いや、今時ChatGPTでももっとスムーズに会話できるので、面白かったです。本来は聡明な方でしょうから、そういう戦略だったんでしょうね。 全編はネットで観られると思うのですが、あらためて説明をすると、僕が一番関心を持ったのは、石丸さんが何をしたい人なのかということです。 たとえば石丸さんは、今後の政治活動について聞かれて国政進出を否定しませんでした。都道府県知事というのは「行政の長」です。一方で国会議員になるということは、「立法府の一員」となる、ということです。法律を作る仕事ですね。 だから知事を目指
若年層の行動が明らかに短絡的になっている…今はまだ見えていない「石丸ショック」の本当の恐ろしさ PR戦術が若年層に効果を生みすぎている 若年層にネットマーケティングが効きすぎている TikTokやYouTubeで石丸氏の切り取り動画が大いにバズり、露出が大きくなることで、ネットしか見ていない若年層が、他の候補と比較検討するということをせず、「石丸一択」となってマス的流行をつくる。狭いスコープで大量に同じ情報を受け続けることで影響を顕著に受け、スマホでSNSアプリをいじる延長でそのまま社会行動に移すという現象が起きている……と感じるのだという。 「いま、たとえば広告やオールドメディア的な、上からの圧力で一気に大量を動かすマスマーケティングの効き目が弱っているのでまだそれほど目立ってはいないですが、若年層の動きが明らかに昔よりも短絡的になっているんです。SNSでの各個撃破(敵が分散しているうち
若年層の行動が明らかに短絡的になっている…今はまだ見えていない「石丸ショック」の本当の恐ろしさ PR戦術が若年層に効果を生みすぎている 女性活躍の文脈で女同士が競わされた 24年は働く女性の年でもある。大河や朝ドラでは働く女性がテーマとなり、現代の働く女性たちが涙まじりに毎朝毎週その感想をSNSに書きつけているのをご存じだろうか。男性が描き、報じていた時代の「働く女性偉人」像を、女性クリエイターの視線でリアルかつ等身大に上書きするという試みに、いま働き暮らしている女性たちが共感してやまない。 小池百合子氏と蓮舫氏の「女性政治家一騎打ち」という図が持ち込まれた時、そういう定型で取り上げたのはむしろ男性メディアだった。 女性の間では小池氏と蓮舫氏が対等な候補者だと認識されていたとは言い難い。実際に前線で働いているがゆえに政治も経済も身をもって理解しており、なおかつすでにこんなジェンダー後進国の
若年層の行動が明らかに短絡的になっている…今はまだ見えていない「石丸ショック」の本当の恐ろしさ PR戦術が若年層に効果を生みすぎている 「自費出版扱い」の供託金制度 N党とは関係ない半分以上の候補者の中にも、自ら供託金を積んで独自の(時に不思議な)世界観を有権者に聞かせたい人たちがいて、供託金制度とは現代社会に一体どう捉えられているのだろう、自費出版みたいな扱いなのだろうかとぼんやり考えた。私の周囲では「96歳のドクター中松がむしろしっかりした候補者に見える」との意見もあり、泡沫候補も長年居続ければ泡沫ではなくなるのかもしれないとの笑い話も聞こえていた。 だが都知事選の前、5月の都議選補選後に「つばさの党」が勧善懲悪的な“お仕置き”をきっちりと当局から受けたのを見ていた世間は、ネット的な悪ふざけが割に合わないのを学習していたように思う。都外のユーザからもSNSでいじられるN党の扱いはどこま
「開票0パーセント当選」への泉氏の疑問 七夕都知事選。新聞各社およびテレビ各局は、開票開始の午後8時になった瞬間に、現職である小池百合子氏の当確を速報した。 TOKYO MX(地上波9ch)で夜7時半から始まっていた「都知事選開票特番 選挙FLAG」に出演中だった前明石市長の泉房穂氏はその瞬間、疑問を隠さなかった。「マスコミが8時直前まで有権者に投票行動を煽っておいて、8時と同時に小池さんの当確を報じるのってどうなんかなと。選挙戦中も報じる候補者を数人に絞るっていうフィルターがあったわけで、これはマスコミの罪もあるん違いますか」 ただ一人の都知事を選ぶ選挙に対し、立候補者は前代未聞の56人。カオスと言われた2024年都知事選の結末は、現職による8年間の都政を追認評価する圧勝となった。そして選挙公示以来話題になった問題点――公選法のバグ、女性活躍軸への飽き、そしてネット選挙戦の台頭――を、い
荻上チキ司会のTBSラジオ番組での約3分半のインタビューの間に石丸伸二氏のヤバさが炸裂していたのでつい書き起こした。 ラジオ放送だがTBS公式のYouTube動画ではスタジオ映像とリモート画面の石丸氏が観られる。 「ヤバさ」は話しぶりや表情にこそ存分に表れているのだが、そのパンチ力に注意を持ってかれずに発言内容をみるには文字のほうがよい面もあると思う。 ネットニュースの書き起こしはつまんであったりするので。 著作権関係とかよくわからんがもしアレだったらゴメンナサイして消すけども。 荻上 改めまして、こんばんは。荻上チキです。東京都知事選挙・開票特別番組「開票LIVE2024 カオス!東京で何が起きていたのか?」ここからはYouTube LIVEとTikTok LIVEで、このあと10時までお送りしたいと思います。えー今日のお相手は、プチ鹿島さんと、能條桃子さんと、武田砂鉄さんです。引き続き
元テレビ朝日社員の玉川徹氏は8日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、7日に投開票された東京都知事選の結果についてコメントした。 現職の小池百合子氏(71)が291万8015票を獲得し3選されたが、得票率は42・77%にとどまったことを受け「選挙の結果はある意味、信任投票だったが、信任はされなかったというのが私の結論」と語った。 都知事選は小池が291万8015票を獲得し、前回2020年の366万1371票から約74万票減らしたものの、3選された。2位の前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)は165万8363票と大躍進し、当初小池氏との事実上の一騎打ちとみられた前参院議員の蓮舫氏(56)は128万3262票と、まさかの3位で惨敗した。 玉川氏はこの結果を受け「小池さんに関しては現職なので、事実上の信任投票だったが、得票率は43%くらい。石丸さんと蓮舫さん
元テレビ朝日社員の玉川徹氏は8日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、7日に投開票された東京都知事選の結果について「勝者は石丸さんだ」とコメントした。 都知事選は小池が291万8015票を獲得し、前回2020年の366万1371票から約74万票減らしたものの、3選された。2位の前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)は165万8363票と大躍進し、当初小池氏との事実上の一騎打ちとみられた前参院議員の蓮舫氏(56)は128万3262票と、まさかの3位で惨敗した。 玉川氏は、小池氏の得票率は42・77%にとどまったことを踏まえ「事実上の信任投票だったが、得票率は43%くらいで、石丸さんと蓮舫さんの得票を合わせた数字より少なかった」として「そういうふうなことでいえば、信任されなかったというのが結論」と評した。 一方で「勝者は石丸さんだと思います」と述べた。告示前
TBSラジオの東京都知事選挙開票特別番組「開票LIVE2024 カオス!東京で何が起きていたのか?」が7日に放送された。現職の小池百合子知事(71)の3選当確を受け、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)がリモート出演した際のやりとりがネット上で話題となっている。 MCの荻上チキから「どんな手応えですか」と聞かれ、石丸氏は「ごめんなさい、どのくだりの話をされていらっしゃいますか」と逆質問。荻上氏から再び「先ほどぶら下がりの中で、今回の選挙、自分たちは頑張ったと、走り切ったというような話をされていたと思うんですが、特にどういったところに力を入れてどんな手応えをお感じになりましたか」と質問が飛ぶと、石丸氏は「手応えの話じゃないですよ。それ。自分たちができることを全部やったという意味です。何かの反応ではなく、自分たちの実感の話をしました」と説明した。 荻上氏から「どんな点に手応えを感じたんでし
政治と経済 都知事選で見せた石丸伸二氏のメディア対応、通称"石丸構文"の絶妙に会話できない感を端的に表した「サブウェイ注文できるかな」の切れ味がエグすぎる
取材不足 @shuzaibusoku7 安芸高田市で繰り返されてきた典型的な石丸マジックが日テレnewsという全国版で炸裂した。素晴らしい。 古市「石丸さんが批判する政治屋と石丸さん自身はどう違うんですか?」 石丸「なんか堂々巡りになってる気がするんですけど、先ほど定義についてお話しましたよね」 ※初めての質問なので堂々めぐりの要素はありません。 古市「だから改めて定義を聞いてるんですけど、石丸さんの考える、批判する政治屋と、石丸さんが今自分が体現してる政治家っていうのはどう違うんですか?その定義を聞いてます」 石丸「同じ質問を今繰り返しされてます?さっき答えたばっかりですけど」 ※石丸氏は政治屋の定義しか答えていません。 古市「だからその定義を聞いてるんです」 石丸「え?もう1回言えってことですか?」 古市「いや、まだ答えてもらってないから聞いてるんです。石丸さんの批判する政治屋と・・」
取材不足 @shuzaibusoku7 安芸高田市で繰り返されてきた典型的な石丸マジックが日テレnewsという全国版で炸裂した。素晴らしい。 古市「石丸さんが批判する政治屋と石丸さん自身はどう違うんですか?」 石丸「なんか堂々巡りになってる気がするんですけど、先ほど定義についてお話しましたよね」 ※初めての質問なので堂々めぐりの要素はありません。 古市「だから改めて定義を聞いてるんですけど、石丸さんの考える、批判する政治屋と、石丸さんが今自分が体現してる政治家っていうのはどう違うんですか?その定義を聞いてます」 石丸「同じ質問を今繰り返しされてます?さっき答えたばっかりですけど」 ※石丸氏は政治屋の定義しか答えていません。 古市「だからその定義を聞いてるんです」 石丸「え?もう1回言えってことですか?」 古市「いや、まだ答えてもらってないから聞いてるんです。石丸さんの批判する政治屋と・・」
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