今月末に退任を控えた日本の岸田文雄首相が、今週韓国を訪問し、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と会談する。岸田首相にとっては韓日関係改善という自身の「外交功績」を誇示する意味深い日程かもしれないが、「コップの満たされていない残りの半分」に挫折している韓国人の心境は複雑だ。そのうえ、佐渡鉱山の(世界文化遺産登録をめぐる)「外交惨事」、不適格な人物の独立記念館長任命など、尹錫悦政権の度重なる失政により、韓国国民の間では日本に対するもどかしさが募っている。岸田首相が今回の訪問で、真の韓日友好に向けた「最小限の誠意」を示すことなく、記念撮影だけで終わるなら、韓国国民の気持ちをさらに傷つけることになりかねない。 大統領室と日本の首相官邸は3日、岸田首相が6〜7日に韓国を訪問すると発表した。日程通り会談が実現すれば、尹大統領と岸田首相は12回目の首脳会談となる。両首脳はこの2年半の間、文字通り「ソウルメイ