1963年に暗殺された第35代大統領ジョン・F・ケネディを伯父に持ち、弁護士として環境問題に取り組んできた。当初は民主党の候補者指名獲得を目指していたが、新型コロナウイルスワクチンの懐疑論や陰謀論者として注目を集め、民主党より共和党の支持者からの好感度が高い。無所属での出馬に方針転換し、民主、共和両党から票を奪いそうな第三の候補として脚光を浴びる。 聴衆の中にいた東部メリーランド州の弁護士ジョー・セイントジョージは「ケネディの演説は素晴らしかった」と興奮を隠さない。同じ弁護士として、国を相手にした環境問題の訴訟をいくつも手がけたケネディを高く評価し、「彼なら政府を効果的に変える方法を分かっている」と話す。今年から市民団体「有色人種の女性たちによるケネディ連合」にチーフマネジャーとして加わり、ケネディのために署名や資金集めを始める予定だ。