過去3年ほどの間に、AP通信とReuter通信のNYのオフィスにそれぞれ訪れる機会があったが、タイミングは違っていたとは言え、両社の体制の違いが大きく感じられた。 Rutersでは、家庭のリビングルームのような部屋に通され、Windows Media Centerや携帯へのニュース映像配信、ブロガーへビデオプレーヤーの配布を行うことでニュースをバイラル的に広げていける、というようなデモがあり、Reutersはすでに消費者向けのメディアブランドであるという印象を与える目的のプレゼンが行われた。 それに対してAP通信では、親会社にあたる新聞社グループとの関係などこの記事で問題になっているようなことが課題として話され、携帯向けのニュース配信も行っているものの、あまり積極的にはできないというジレンマが示された。 競合であるはずの2社の雰囲気が、あまりに違っていたし、これではAP通信はインタラクティ