今年2月に活動15周年を迎えたピノキオピーによる、5年ぶりの全国ツアー「モンストロ」。モンストロとはアニメ映画『ピノキオ』に出てくる巨大クジラのことで、アニバーサリーツアーでありキャリア史上最大規模の全国ツアーという意味合いを込めて名付けられた。ファイナルである豊洲PIT公演はソールドアウト。3000人超えの観客とともに笑顔溢れる空間を作り出した。 オリジナルキャラクターのアイマイナとどうしてちゃんが海の中を漂うオープニングムービーに乗せて、ピノキオピーが高らかに銅鑼を打ち鳴らす。それを合図にサポートメンバーのRK(Scratch&Sampler)とサガット(Dr)が演奏に参加し、そのまま鮮やかに1曲目「ありふれたせかいせいふく」へとなだれ込んだ。自身のサンプラーブースとステージ中央を往来しながら、時にユニゾン、時に掛け合い、時にハモリ、時にラップ/ポエトリーリーディング風に重ね、初音ミク