歴史[編集] 前史[編集] ローマ帝国の時代、地中海を手中に収める西洋最大の海軍国であったが、その崩壊以降、イタリア地域には様々な国家が勃興した。中世時代にはヴェネツィア共和国やジェノヴァ共和国などいくつかの有力な海軍を保有する国家が名を馳せた。しかし正式にイタリア海軍と呼ぶべき組織が発足するのは、イタリア統一を果たしたサルデーニャ王国が、イタリア王国の発足に次ぐ形で1861年3月17日に複数の海軍組織を統合して以降であろう。 黎明期[編集] 統一による強大化と混乱、そして普墺戦争[編集] イタリアの統一は19世紀後半、サルデーニャ王国によって成った。イタリア王国と名を改めたサルデーニャ王国は1861年3月17日、統一以前に存在した旧国家群の様々な組織を統合する作業を進め、その一環としてイタリア各地にあった旧国家(サルデーニャ王国、ナポリ王国、トスカーナ大公国及び教皇領)の海軍部隊を統合し