ポイント切り替えのため電停(左)の直前で停止する路面電車=松山市花園町架線に取り付けられた「トロコン」(交差する部分の黒い部品)=松山市花園町ポイント切り替えに備えパンタグラフを上げて走る坊っちゃん列車=松山市花園町 【清野貴幸】路面電車が走る松山市で暮らすようになって1年半。停留所(電停)の直前でいったん止まる電車は何をしているのかと疑問に思っていた。伊予鉄道によると、車体が向きを変えるのに必要な手順で、路面電車特有のものだとか。14日は「鉄道の日」。 城山公園東を南北に走る幹線道路の県道松山北条線。市中心部から道後温泉駅方面に向かう電車は、この道にある上一万電停から十数メートル手前で必ず10秒停止する。これは電停を出てすぐ、軌道が道後温泉駅方面と古町駅方面の左右に分かれることと関係がある。施設課電気係の森山昭一係長(57)に仕組みを解説してもらった。 電停手前の架線には「トロリー