20日の米株式市場でアップルの時価総額が6235億ドル(約49兆4800億円)を超え、米マイクロソフト(MS)が1999年に記録した6205億ドルを超えて、史上最高を更新した。主力のスマートフォン(高機能携帯電話、スマホ)「iPhone(アイフォーン)」の新モデルを9月に発表するとの見方が強まり、好業績が続くことへの期待感から買いが膨らんでいる。 アップル株は20日、上場来高値の650.01ドルで取引が始まった。午前中には662ドル台を超え、MSが99年12月30日の取引時間中につけた時価総額の最高記録を抜いた。上場来高値となる665.15ドルで20日の通常取引を終え、終値ベースでも過去最高を記録した。同社は主力のスマホ「iPhone」を全面刷新するとみられ、業績拡大に期待が高まっている。 (シリコンバレー=岡田信行)