京成電鉄は11日、節電対策で約28度に引き上げていた車内の冷房温度を12日から、例年の約26度に戻すと発表した。 鉄道各社では乗客の健康などに配慮し、冷房温度を例年通りに戻す動きが広がっている。 電力不足を受け、鉄道各社は平日正午~午後3時に最大使用電力を昨夏より15%削減するよう義務付けられている。京成は4月中旬から冷房温度を、例年よりも約2度高く設定していた。しかし、「26度の設定でも、節電目標を達成できるめどが立った」(広報)という。 これにより、首都圏の主要鉄道会社で冷房温度を高めに設定しているのは、東京急行電鉄(終日28度)、小田急電鉄(正午~午後3時のみ28度)だけとなる。JR東日本は6月30日から、通常の23~26度に戻している。