Appleが「iPhone 5」の部品発注を削減したのは需要低迷のせいだ、とする見方は、間違っているかもしれない。 Sterne AgeeのアナリストであるShaw Wu氏は米国時間1月15日、投資家向けのリサーチノートの中で、報じられているAppleの部品発注削減は需要の低迷とは無関係だと書いた。Wu氏によると、確かに部品の発注は減っているが、これは「歩留まりの大幅な改善による部品の生産量減少やサプライヤーのシフト」が理由だという。 「われわれが見る限り、iPhone 5の需要は堅調を維持している」(Wu氏) Robert W. Baird & Co.のアナリストであるWilliam Power氏は1月15日、これと同様の評価を投資家らに提示し、「(私は)むしろ2012年第4四半期の『iPhone』の予想をわずかに引き上げる」と述べ、「需要を示す大半の指標は依然として有望だ」と付け加えた