時期としては、「ジギー・スターダスト」や「アラジン・セイン」をリリースした後で、「ピンナップス」や「ダイアモンドの犬」をリリースする前くらいだ。変幻自在なボウイを色々な衣装で着飾り、彼の様々な表情を写真に収めていく。 40年後、彼が亡くなり改めて写真を振り返ってみると、そこにはメッセージが込められていたことに気付く。そのメッセージとは、その後の彼の作品にたびたび出てくる「死」と「永遠」だ。 スティーブ・シャピロ氏は、それを実際に体験した幸運な写真家だ。彼は1974年に、ロサンゼルスの自分のスタジオでボウイを撮影した。そのときのことを、彼はこう話している。「私たちはすぐに気が合いました。ボウイはとても知的で落ち着いてて、アイデアにあふれていました。アレイスター・クロウリー(魔術師になったイギリス人男性)についてたくさん話していましたね。彼は当時、クロウリーの著書にのめり込んでいたのです。デヴ