衆院選での与党大敗を受け、西九州新幹線の博多駅(福岡市)までの延伸を巡る国と佐賀県の協議継続に黄信号が点滅している。県内の延伸区間について、東海道新幹線のように専用軌道を走る「フル規格」化を訴えていた自民党議員や候補の引退・落選が相次いだためだ。石破茂政権の取り組みも未知数で、先行きに不透明感が強まっている。「西九州新幹線を国の大動脈である整備新幹線網につなげなければ意味はない。佐賀県西部の観
衆院選での与党大敗を受け、西九州新幹線の博多駅(福岡市)までの延伸を巡る国と佐賀県の協議継続に黄信号が点滅している。県内の延伸区間について、東海道新幹線のように専用軌道を走る「フル規格」化を訴えていた自民党議員や候補の引退・落選が相次いだためだ。石破茂政権の取り組みも未知数で、先行きに不透明感が強まっている。「西九州新幹線を国の大動脈である整備新幹線網につなげなければ意味はない。佐賀県西部の観
九州新幹線西九州ルートで佐賀県が提案した佐賀空港経由のルート(南回りルート)について、政府与党検討委員会は「技術的に困難」という結論に達した。2月9日に佐賀県庁で行われた「幅広い協議」で国土交通省が説明したところ、佐賀県は「フル規格を求めていない」と反発。どうして議論はかみ合わないのか。 国が想定する佐賀駅ルートと、佐賀県から要望のあった「北回りルート」「南回りルート」。黄色い円が建物の高さ45m規制範囲、青い部分が離着陸機の高度規制範囲。佐賀県側の要望だった「南回りルート」は、空港の高度規制と、堆積による軟弱地盤のトンネル困難で「不可能」という結論になった(地理院地図と国土交通省資料をもとに筆者作成) 九州新幹線西九州ルートは、1972(昭和47)年に国が基本計画路線として「福岡市~佐賀市附近~長崎市」を決定し、1973(昭和48)年に整備計画が決定した。このうち武雄温泉~長崎間は202
https://www.nhk.jp/p/ts/ZV244PGPP2/blog/bl/p92Eve85rR/bp/pRqL08VqVr/ 鉄道模型の聖地 82年の歴史に幕 大きな鉄道模型のジオラマで有名な模型店が佐賀市にあります。 鉄道模型ファンだけでなく、模型づくりを楽しむ人にとって「聖地」といわれ 長年、親しまれてきましたが、2022年11月末に閉店することになりました。 子どもから大人まで佐賀の模型ファンを支えてきた店主の姿を見つめました。 昭和15年創業の老舗模型店 佐賀市中心部にある老舗の模型店「モデラーズ松永」。 昭和15年創業で、店主の円城寺信威さん(86)は父親から店を継いだ2代目です。 妻・節子さんと夫婦2人で店を守り続けてきました。 店の自慢 巨大な鉄道ジオラマ 店の自慢は、巨大な「鉄道ジオラマ」。 以前住まいとして使用していた2階部分を開放し、たたみ15畳ほどの広さの
斉藤鉄夫国土交通大臣は11月4日に開かれた定例会見で、西九州新幹線新鳥栖~武雄温泉間とJRのローカル線問題について記者の質問に答えた。 西九州新幹線新鳥栖~武雄温泉間については、フル規格ありきで佐賀駅を経由するルートを容認しない佐賀県が長崎自動車道沿いの北回りルートと、南回りルート(佐賀空港ルート)を提案しているが、11月2日に開かれた与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチーム九州新幹線(西九州ルート)検討委員会(与党PT)の会合で新しく委員長に就任した森山裕衆議院議員が「佐賀空港を通るルートが技術的に可能かどうか調査するべきだ」と述べたという。 対して国土交通省は、佐賀空港ルートは佐賀駅ルートに比べて事業費が大幅に高騰する上に、超軟弱地盤で厳しい工事が予想されるとして「トンネル建設工事が技術的に可能か否か慎重な検討が必要である」と与党PTに報告。与党PTからは「技術的に施工可能かどうかで
【読売新聞】 西九州新幹線の開業まで23日で半年となった。佐賀、長崎両県の武雄温泉―長崎間が新幹線でつながり、沿線では歓迎ムードが高まる。一方で、開業後は並行在来線となるJR長崎線・肥前山口―諫早間は特急が大幅な減便となるなど、地域
九州新幹線西九州ルート、並行在来線問題の解決と「幅広い協議」の行方:杉山淳一の「週刊鉄道経済」(1/6 ページ) 5月31日に開催された、国土交通省鉄道局と佐賀県との九州新幹線西九州ルートに関する「幅広い協議」において、佐賀県側から「フル規格にするなら3ルートを検討してほしい」という意見が出た。 6月14日の与党新幹線プロジェクトでは西九州ルートの検討委員会から「並行在来線はJR九州が運行を維持」と報告された。JR九州はこの審議を受けて「必ずしも経営分離を前提とせず」とコメントした。これでフル規格の着工へ進みそうに見えるけれども、そうはいかない。肝心の「建設の合意」ができていない。 関連記事 フリーゲージトレインと長崎新幹線の「論点」 長崎新幹線(九州新幹線西九州ルート)の混迷が続く。JR九州はフリーゲージトレインの導入困難を公式の場で表明した。未完成の技術をアテにしたうえ、線路の距離に応
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西九州新幹線の新鳥栖-武雄温泉(佐賀県)間の整備を巡る与党検討委員会(山本幸三委員長)が4日、国会内で開かれた。フル規格で整備する場合の同区間の並行在来線について、JR九州が「必ずしも経営分離を前提とせず議論する」との見解を示していることが国土交通省から報告された。 検討委は同区間の在来線について、新幹線整備後も経営分離せず運行するようJR九州に求めているが、同社は明言を避けた格好。一方、国交省は検討委が求める同区間の3ルート案に関し、建設費試算に1、2カ月かかるとの見通しを示した。 佐賀県の地元負担金を軽くするため、県への地方交付税を手厚くする措置が可能かどうかについては、総務省が「公平性に課題があり、佐賀県以外からの理解を得られない」との見解を示していることが報告された。 またJR九州が国に払う新幹線の線路使用料(貸付料)の徴収期間を30年から延ばす案に関し、同社が「今後の議論に期待し
リニア中央新幹線と静岡県、九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)と佐賀県がモメている。リニア中央新幹線については、水と環境の問題だから分かりやすい。一方、九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)はわかりにくい。佐賀県にも駅はできて利点はあるし、いまのところ目立った環境問題はない。佐賀県の不満は「負担金」だと思われている。 新幹線を望まない県に新幹線を作る――いまだかつてなかった事態 しかし、根本的な問題は「佐賀県が新幹線を望んでいない」上に、問題となっている新鳥栖~佐賀~武雄温泉間には「新幹線の建設計画がない」ことだ。建設計画がないところに国から「フル規格新幹線を作る」と押しつけられた。それは承服できないだろう。 在来線とは別に新幹線を作るとなると、地方自治体は建設費を分担する必要がある。また、並行在来線はJRから切り離される。並行在来線は赤字確実なので、第三セクターを作って存続しても地方自治体
JR九州の青柳俊彦社長が九州新幹線長崎ルートを巡る自身の発言をことごとく撤回した28日の記者会見を受け、佐賀県幹部は「最初の発言が社長の本音であることは明らか」と冷ややかに受け止めた。 山口祥義知事は今月10日、県内10市の市長との懇談会で、青柳社長のインタビュー記事を痛烈に批判していた。
九州新幹線長崎ルートの未着工区間(新鳥栖―武雄温泉)に関し、与党検討委員会がフル規格で整備する方針を示すことが1日、分かった。加えて、佐賀駅を経由するルートが適当であるとの見解をまとめる方向で調整している。5日に開く会合で決定する。複数の関係者が明らかにした。
九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)の新鳥栖―武雄温泉間の整備を巡り、佐賀県の山口祥義知事は19日、県議会一般質問で「長崎県の皆さんには、佐賀県民の思いに、思いをめぐらせてほしい。門戸は閉ざさないが、頼まれたからやるにも限度がある」と、長崎側に対する不快感を示した。 西久保弘克議員(自民)が「福岡、佐賀、長崎3県の未来を考え、同じテーブルにつくことが大事だ。今後の長崎県への対応についての考えを聞きたい」との質問に答えた。 山口知事は「長崎県は大切な隣県」と断ったうえで、「新鳥栖―武雄温泉間は一貫して在来線利用でJR九州や長崎県と合意してきた。しかしフリーゲージトレインの断念を理由に、長崎県はこれまで合意ないことを一方的に主張している」と、フル規格での整備を求める長崎県へのいらだちをあらわにした。さらに「我々の意向を無視して環境アセスに関わる予算措置まで国に要望している」とも指摘した。 新幹
自民党の谷川弥一衆院議員(77)=長崎3区=が18日、長崎県諫早市で建設中の九州新幹線長崎ルートを視察した際のあいさつで「難しい問題は佐賀の説得。佐賀の知事には『台湾のような付き合いをしてほしい。韓国か北朝鮮を相手にしているような気分だ』と言った」と発言した。谷川氏は「不適切だった」として撤回したが、佐賀県の反発は必至で、新幹線の財源負担をめぐる両県の対立がさらに激化しそうだ。 九州新幹線長崎ルートの新鳥栖―武雄温泉の整備方式を検討する与党は、JR九州や長崎県が要望するフル規格を前提に議論しており、2020年度に環境影響評価(アセスメント)に着手し、23年度末ごろの着工を目指している。国の試算では、フル規格の建設費は約6200億円で、佐賀県の実質負担は約660億円と見込まれている。
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