林田賢太監督のデビュー作にして遺作になった『ブリュレ』 - (C) 2008CINEVITAL 現在、渋谷ユーロスペースにて公開中の映画『ブリュレ』の林田賢太監督が亡くなった。32歳という若さだった。『ブリュレ』は別々に暮らしていた一卵性双生児の姉妹が再会し、失われた時を埋めようとするかのように惹(ひ)かれ合うさまをつづった人間ドラマ。 映画『ブリュレ』 所属会社エム・エーフィールドによると亡くなった原因は病気。病名などは明かされおらず、闘病などの様子もなく、突然の死だったようだ。葬儀は近親者のみで、すでに執り行われたとのこと。 ADVERTISEMENT 若く才能あふれる監督のデビュー作でありながらも遺作となってしまった『ブリュレ』は病に侵された妹とその姉が、逃避行を繰り返しながら迎える最期の時間のきらめきをスクリーンに刻み付ける人間ドラマで、オーディションで選ばれた実際の一卵性双生児で