千葉県警は26日、集団で暴走行為をしたとして、県内の暴走族3グループに所属する16~28歳の男女34人を道交法違反(共同危険行為など)の疑いで逮捕・補導したと発表した。昨年後半からの原油高でガソリン価格が高騰し、暴走族の活動は停滞していたが、最近の価格急落で息を吹き返しつつあるとみて警戒を強めている。 調べでは、34人は今年2月16日午後11時半ごろから約1時間、千葉市内の国道14号や京葉道路などでオートバイや乗用車計19台に分乗し、蛇行運転や信号無視を繰り返し危険な走行をした疑い。元メンバーの病死を受け「追悼集会」と称して暴走したという。 県警によると、暴走族関連の110番は07年の125件に対し、今年はこれまでに65件と急減。夏場にガソリン価格が1リットル200円近くまで上昇したため、主に経済的理由から燃費の悪い暴走行為は鳴りを潜めていたとみている。その後、価格は急落し現在110円台の