【ベルリン小谷守彦】ドイツのバイエルン州で40年以上にわたり単独政権を握ってきた与党キリスト教社会同盟が28日の州議会選で大敗したことで、約1年後の来年9月27日に総選挙を迎えるメルケル首相は05年秋の大連立政権発足以来の難局を迎えている。大連立相手の社会民主党が今月7日、シュタインマイヤー副首相兼外相を首相候補に選出、大連立解消を目指す神経戦が先鋭化している。 バイエルンは欧州でも例がないと言われる「保守王国」。前回州議会選で社会同盟は3分の2を超える議席を獲得したが、今回は過半数割れに終わった。大敗の理由として昨年9月まで務めたシュトイバー前州首相の進退をめぐる党内対立やベックシュタイン州首相の指導力不足などが指摘される。 メルケル首相率いるキリスト教民主同盟は社会同盟と連邦レベルで統一会派を組む。同会派は前回総選挙で第2党の社会民主党をわずか約1ポイント差で抑えた。独メディアは盤石な
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