ビッグ3支援、150億ドルで合意 米議会、来週採決へ (1/2ページ) 2008.12.6 16:33 【ワシントン=渡辺浩生】経営危機に直面しているビッグスリー(米自動車3大メーカー)に対し、ホワイトハウスと議会多数派の民主党指導部が5日夜、150億ドル(約1兆4000億円)から170億ドル程度の緊急融資の法案とりまとめで合意した。米メディアが報じたもので、来週中の採決を目指す。5日発表された11月の雇用統計で就業者数が34年ぶりの大幅減少を記録。ビッグスリーの破綻(はたん)による雇用の一段の悪化を避けるため、財源や金額をめぐり、妥協が成立したとみられる。 支援規模はビッグスリーが議会に要請した総額340億ドルを大幅に下回る。しかし、年内に破綻する恐れのあるゼネラル・モーターズ(GM)やクライスラーが年越しに必要な資金を確保でき、当面破綻を回避できる。ただ、ビッグスリー救済には共和党議