これから23回にわたり、私の新刊の内容を少しずつ紹介して、多くの人々の購買意欲を促進しようと目論んでいます。 本書の基本構成は「作家インタビュー」+「作家論」となっています。そこからの抜粋を紹介していきます。 第一回は、本書の冒頭を飾る、草間彌生さんです。 美術界での知名度も、市場での作品価格も、すでにとんでもないことになっていて、いまや押しも押されもしない、日本人アーティストの第一人者ですね。 統合失調症の治療を受けながら、アウトサイダーとしてではなく、あくまでも表現者たらんとする執念には圧倒されます。 恐るべき記憶力で語られる表現への執念と、ふとかいま見せる少女のような無邪気さの奇妙な混淆は、あらゆる人を魅了せずにはおかないでしょう。 精神分析について 向こうで精神科のドクターにかかったんです。そのドクターがサイコアナリシスをやったわけです。フロイト派だったから。だけど、ニューヨークで