東京都の築地市場(中央区)が移転する予定の豊洲市場(江東区)で都が行っている地下水調査で、環境基準をわずかに超えるベンゼンとヒ素が検出された。都が29日、発表した。環境基準超の有害物質が検出されたのは、土壌汚染の対策工事を終えた14年10月以降に続けている調査で初めて。 都によると、観測している201カ所のうち、市場内の青果棟近くの2カ所で、ベンゼン0.011~0.014mg/L(環境基準は0.01mg/L)を検出。別の1カ所で0.019mg/Lのヒ素(環境基準は0.01mg/L)が検出された。