厚生労働省は1日、介護を受けたり寝たきりにならず、不自由なく健康に日常生活を送ることが可能な期間を示す「健康寿命」を初めて算出し、平成22年で男性が70.42歳、女性が73.62歳だったとする算出結果を示した。 厚労省が31日に発表した、5年に一度確定される「平均寿命」では、22年で男性が79.64歳、女性が86.39歳で、健康寿命との差は男性で9.22年、女性で12.77年となった。 平均寿命と健康寿命との差は、自由に日常生活が送れない「不健康な期間」となり、この差が大きいほど医療費や介護給付費の多くを消費する期間が増大することになる。 都道府県別の健康寿命では、男性で最も長いのは愛知の71.74歳。最短は青森の68.95歳だった。女性で最も長いのは静岡の75.32歳、最短は滋賀の72.37歳だった。 厚労省は平成25年度から始まる国民の健康づくり計画案に「健康寿命を延ばす」目標を盛り込