河野太郎デジタル相は13日の記者会見で、現行の健康保険証を2024年秋をメドに廃止すると発表した。マイナンバーカードと一体にした「マイナ保険証」に切り替える。医療分野のデジタル化を急ぎ、マイナンバー制度の利便性を高める。24年度末としてきたマイナンバーカードと運転免許証の一体化の時期についても前倒しする考えを示した。岸田文雄首相はこれに先立ち、首相官邸で河野氏、加藤勝信厚生労働相、寺田稔総務
10日発売の『文藝春秋』に芥川賞の選評が載っていて、二回連続で落選した古市さんがいろいろ言われている。 候補作は単行本で出版されているが、まだ読んでない。だが、高学歴なのにビルの窓の清掃員をやってる主人公の話で、参考文献が詳細にあげられているらしいことは、なぜか知っている。 参考文献については、前回だったか、候補作の剽窃問題があって、その辺の対策らしいと噂されていた。 で、選評である。 まず山田詠美はこう書く。“(参考文献の)木村友祐作「天空の絵描きたち」を読んでみた。 そして、びっくり! 極めてシンプルで、奇をてらわない正攻法。候補作よりはるかにおもしろい” “候補作が真似や剽窃に当たる訳ではない。もちろん、オマージュでもない。ここにあるのは、もっとずっと巧妙な、何か。それについて考えると哀しくなって来る” 続いて川上弘美。“結論からいいます。わたしは悲しかった。木村友祐さんの声がそのま
こんな本を読む。 オードリー・タン 自由への手紙 講談社 Amazon 著者のことは結構有名なので、今更小生が解説する必要もないだろう。 インタビューを少し読んだことがあった程度なので、まとまった本を読んでみようと手にした次第。 とは言えこれも、クーリエ・ジャポンという雑誌のインタビューを再構成したものなんだけどね。 著者の生い立ちから直近の成果まで、終始柔らかく、ニュートラルなトーンで語られていく。 どうやってイノベーティブなことを起こして生きたか、日本の課題と良いところはどこか、そんなことがサラサラと。 読んでいて確かに、この人は賢く、新しい。 すごいよねと思いつつ、何がすごいのかって、こういう賢くて新しいヤツを重要なポジションにつけたことがすごいと思う。 ビックリするほど賢い奴は、日本にもそれなりにいるはず。 「心技体」揃ったとなると、かなり限られてくるかもしれないけれど、それでも少
「きこりになりたい!」募集もしていないのに、履歴書を送っては林業会社の社長の講演会へも押しかける。念願かなって、きこりとなった飯塚潤子さん。細身の女性が体力勝負で危険をともなう仕事に何を見出したのでしょう?鮮やかな青い空、生いしげる新緑の山に囲まれた東京・檜原村にある彼女の職場を訪ねました。 東京大学で森林環境を学ぶも… 子どもの頃から環境問題に興味があった飯塚さん。高校卒業後、東京大学に入学。農学部森林環境科学科で森林土壌や森林政策、動植物など、森林に関するあらゆることを学びました。 「授業のなかで、“日本の森林は育ってきている。木々は材木として使いどきを迎えているのに、手入れがされないため、荒廃しつつある”と知りました。 しかも、海外では違法伐採をしているとの話も聞き、“国内の木を活用すればいいのに、なんでそれができないんだろう”と疑問に思ったんです。 こうした状況を知り、いずれは森林
マッコウクジラの腸内で作られる結石であり、世界的に有名な香水「シャネル5番」の材料にも使われた「竜涎香」(りゅうぜんこう、アンバーグリス)。鯨の体内で作られたこの稀少な香料を、大海原からひとかけ見つけることは難しい。 あまりにもレアな竜涎香はどのように発見されるのだろうか。職務上ほとんどマスコミに語ることがないディーラーに、英紙「ガーディアン」が話を聞いた。 竜涎香は「鯨の香り」 フランス・ブーズはキッチンのテーブルに座り、並べられた石のような何かを調べている。細く鋭いナイフで順番にその物体を削ると、5つの粉の山ができた。それらは光沢ある白だったり、深いキャメルだったり、タールのような黒だったりする。 彼はろうそくに火をつけ、炎で太い針を焼いた。その針を粉につけると、煙がたち、泡が出て、てかてかした液体が出てくる。ブーズは前屈みになり、目を閉じ、わずかな煙の渦を左の鼻腔に誘導した。 「甘く
『めぞん一刻』『らんま1/2』『犬夜叉』ほか、数多くの作品を世に送り出してきた漫画家・高橋留美子先生。その代表作のひとつである『うる星やつら』の新作アニメが、2022年10月13日(木)よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送開始となります。 アニメイトタイムズでは放送開始に際し、ラムを演じる声優の上坂すみれさんにインタビューを行いました。 世代的には『犬夜叉』のほうが馴染み深そうな上坂さんが、『うる星やつら』と出会ったきっかけとは!? そして、初代アニメでラムを演じた平野文さんからのコメントの感想や、自分なりのラムを演じる上でのこだわりも伺っています。 今回のアニメではじめて『うる星やつら』に触れる方も必見となっていますので、ぜひチェックしてみてください。また、諸星あたる役の神谷浩史さんのインタビューも掲載予定ですので、そちらもあわせてお楽しみに! 気持ち的には『うる星やつら』のほうがリ
『オーバーウォッチ2』のリリースから一週間。本作はPC/コンソールに幅広く展開され、クロスプラットフォームプレイ(以下、クロスプレイ)にも対応している。そしてこのクロスプレイ時の、エイムアシストにまつわる仕様が物議を醸しているようだ。 クロスプレイ時はエイムアシスト無効 『オーバーウォッチ2』はBlizzard Entertainmentが手がけるオンライン対戦FPSゲーム。人気を博した『オーバーウォッチ』の続編として、基本プレイ無料タイトルとして10月5日にリリースされた。本作は、クロスプレイおよびクロスプログレッションに対応。PC/コンソール間で、マッチングした相手やフレンドとライバル・プレイ(本作におけるランク戦)を以外のモードで遊ぶことも可能だ。なお『オーバーウォッチ2』コンソール版においては設定で、他プラットフォームのプレイヤーとのクロスプレイを無効化にすることも可能である。 本
過去1世紀の大半において、最も重要なコモディティは石油であった。石油の覇権をめぐり戦争も起きている──パール・ハーバーは、日本がインドネシアの石油利権を確保するための先制攻撃だった。そして石油は、砂漠の部族を史上最も裕福な集団へと押し上げた。だが、石油の優位性は繁栄のピークを過ぎ、私たちは石油エコノミーから、アテンション・エコノミーへと移行している。 アテンション・エコノミーは、かつては情報エコノミーと呼ばれていた。ところで、エコノミーは「豊富さ」ではなく「希少性」によって定義され、希少性=価値とみなされるが、この情報過多の時代に、希少なものとは何だろうか? 答えはアテンション※1、すなわち注目だ。世界最大の企業の規模、富裕層の富、そして政府の権力までもが、すべてアテンションの抽出、収益化、そして管理に根ざしている。 アテンションの商業的搾取は今に始まったことではない。遊牧民の首長たちが、
コロナの影響でアメリカの映画館の苦境が続いている。観客動員が少ないことを理由にスタジオが大作の公開を控え、話題作が提供されないために劇場は動員を増やすことができないという負のループが続いているためだ。だが、コンテンツ不足の米興行界において日本のアニメが救世主となっていると、米紙「ワシントン・ポスト」が報じている。 クランチロールの快進撃 クリストファー・ノーランも、トム・クルーズも、そしてニコール・キッドマンも、映画館を救うためにそれぞれの役割を果たしている。だが、どんなスーパーヒーロー・チームにも意外なメンバーが必要だ。そして映画体験を守ろうとする動きのなかで、アニメ配給会社「クランチロール」が予想外の健闘を見せている。 クランチロールの成功は、苦境にあえぐ映画業界にとって歓迎すべき朗報だ。加えて、現代のポップカルチャー経済における、「数こそ少ないが熱意では上回る観客の力」について、多く
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