2016年06月17日01:00 カテゴリ明治大正・化粧 ひさし髪と二百三高地髷 明治期の束髪(そくはつ)、ひさし髪(庇・廂髪)とその種類の二百三高地(髷)について。二百三高地は明治後半頃に流行した髪型で、前髪や鬢(びん、横の髪のかたまり)を分けずに一塊にふくらませ、前髪をひさしのように張り出したひさし髪の一種類です。二百三高地は頭頂部の髷(まげ、髪を上方で折りまげた束ねた部分)が横に高く巻かれていて、前髪から山のように突き出して見えるもの、というかんじだと思います。 洋風を取り入れ改良された束髪(そくはつ)の種類のひさし髪の一種の二百三高地は、1904-5(M37-8)年の日露戦争の旅順の激戦地、海抜203mの203高地にちなんでいます、♪♪イヤダイヤダ、ハイカラさんはイヤだ 頭のどてつぺに栄螺の壺焼、何て間がいゝんでせう♪♪と話題になったともいわれます。1907(M40)年『明治少女節