世界文化遺産に登録された富士山でこの夏、観光客や登山者が「溶岩」を持ち出そうとするケースが相次いでいることが分かりました。 山梨県では、溶岩の持ち出しは、国立公園内で岩石などの採取を禁じた自然公園法違反に当たるとして持ち帰らないよう呼びかけています。 山梨県によりますと観光客や登山者が溶岩を持ち出そうとしていたところを先月中に5件確認したということです。 多くは5合目の登山道の入り口付近でパトロール中の県の職員などが、登山者や観光客が手に持っているのを確認したということです。 5件のうち、日本人が3件、外国人が2件でいずれのケースも溶岩を持ち帰らないよう指導したうえで、回収したということです。 山梨県によりますと、溶岩の持ち出しは、国立公園内で岩石などの採取を禁じた自然公園法違反に当たるとして、登山道の入り口に注意文を掲示して、持ち帰らないよう呼びかけています。 富士山でパトロールに当たっ