GS出身、弁護士資格も持つ在日韓国人社長 株主総会シーズンが近付いてきた。アクティビスト(物言う株主)の存在が、「市場の監視役」として認知され、環境団体が上場企業の脱炭素化を監視して異議を突きつける時代である。株主からの「株主提案」が年々、増加しており、今年はどの企業で「会社提案」が否決されるかに注目が集っている。 京都市に本拠を置くフューチャーベンチャーキャピタル(FVC・東証スタンダード)は、独立系ベンチャーキャピタルとして知られているが、名古屋市が本拠の不動産系DSG1から7名の取締役選任を求める「株主提案」を受け、5月8日に反対意見を表明した。それに対してDSG1は、14日に第1回株主説明会を開催しており、6月13日開催予定の定時株主総会へ向けて、これから激しいプロキシーファイト(委任状争奪戦)が展開される。 FVCは時価総額約73億円(5月12日終値)と企業規模は大きくないものの