ひこにゃんらを生み出した滋賀県を拠点にする自衛隊滋賀地方協力本部(大津市)が、自衛官の募集活動に大津市の観光キャラクター「おおつ光ルくん」を起用することが分かった。ご当地キャラを自衛隊が広報活動に使用するのは全国初という。同本部は「ゆるキャラの力を借り、自衛隊の堅いイメージを払拭(ふつしよく)したい」としている。 紫式部が大津市の石山寺で源氏物語の構想を練ったとされることから、光ルくんは現代版・光源氏をイメージ。昨年から市関連のイベントで活躍している。 起用されるのは、自衛官募集説明会のビラで、光ルくんが「問い合わせの方法は、下のほうに書いてあるよ☆」などと呼びかけている。今後は、着ぐるみの光ルくんにも説明会などに参加してもらう。 同本部によると、大津市内でほぼ毎週開催する自衛官募集説明会の参加者は、多くて10人程度と苦戦続き。自治体に協力を求めてもポスターを張ることすら断られることが多か