「ウマ娘 プリティダービー」のゲーム・アニメ人気で、普段、賭け事をしない人たちにも競馬への関心は高い。そんな中で競馬界の不祥事が相次いでいる。 ひとつは、中央競馬の調教施設で働くスタッフらが、新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金を不正受給していたとされる問題だ。 3月6日に日本中央競馬会(JRA)は騎手、調教師、調教助手ら165人が受給し、総額は1億8983万円に上ると発表した。このうち163人は、受給は不適切だったとして返還、または返還の手続き中とした。JRAの後藤正幸理事長は「制度の趣旨、目的を十分踏まえず受給していたことはあってはならないことで、中央競馬の信頼に関わる問題になったことをおわびします」とコメントした。 そして、地方競馬のひとつである笠松競馬での騎手らの馬券不正購入事件。岐阜県地方競馬組合が4月21日に発表した処分では、騎手、調教師、職員らを含め計51人もの関係者が対