昨年3月で定期運行を終えたJR北海道の特急型ディーゼル車「キハ183系」の11両が、カンボジアの鉄道会社ロイヤル鉄道の特急として営業運行している。日本製の中古旅客車両がカンボジアで利用されるのは初。JR時代のデザインで現役復帰を果たした。...
解体撤去の計画が進んでいた川崎市高津区のトロリーバス旧車両が、一転して保存されることになった。鉄道愛好家が譲り受け、修復を目指し搬出。専門家は「心ある人たちの行動で後世に残すことができる」と胸をなで下ろしている。 トロリーバスは市交通局が1967年まで川崎区で運行していた「104号」。路線廃止後に高津区の二子塚公園で住民の集会所として使われてきたが、老朽化のため解体が決まっていた。 関係者によると、解体計画を知った愛好家の男性が、バスの管理を担ってきた地元町会などと交渉し譲り受けた。21日にトレーラーで搬出し、近郊の私有地に“一時避難”。今後は保存会を立ち上げ、傷んだ箇所を修復した上で別の場所での公開を目指す。輸送や修復の費用は、有志らで賄うという。 報道受け、別れを惜しむ人が現地へ
病弱の少年にとって、時刻表が外界への窓口だった。寝込むことが多く、遊ぶことはままならない。「時刻表をめくって、日本中を旅することが楽しみでした」。12月13日に老衰のために亡くなったJR東海初代社長の須田寛さん(享年93)は、かつてのインタビューでそんな思い出を語ってくれたことがある。 「だから、将来の夢は鉄道の仕事に就くこと。路面電車の車掌になりたかった。乗客の切符をパチンパチンと改札する。あれが格好良かった」 軍国主義が台頭した昭和初期に生まれた。「学校の先生が『将来は何になりたい』と聞くんですよ。男の子はみんな、『兵隊になりたい』『兵隊になりたい』と答えるんですな」。そんな強制的同一化への反発もあり、須田少年は正直に「車掌になりたい」と答えたそうだ。「バチン、と先生に顔を張られましたな」 その夢をかなえ、入社した国鉄時代。時刻表で培った素養もあってか、鉄道ダイヤの改善などに取り組む。
【興部】オホーツク管内興部町の国道に、鉄路の廃線から約40年たった今も残る渡線橋が2カ所ある。見通しの悪さなどから事故の危険性があるとして地元は撤去を求めているが、実現の見通しが立っていない。JR北海道の経営難で廃線が相次ぐ道内で今後も同様の事例が増える懸念がある。道路整備に充てる開発予算の大幅増も期待できず、住民の足がなくなるのとは別の「廃線の重荷」を背負い続けることになりそうだ。...
■JR北海道・綿貫泰之社長=定例会見 日時:2024年12月18日、午後1時半~ 場所:JR北海道本社(札幌市中央区) <冒頭発言要旨> ▼岩見沢地区での記録的な大雪により、多数の列車の運休を余儀なくされ、多くのお客さまにご迷惑をおかけしていることをおわび申し上げる。引き続き安全を第一に、安心してご利用いただける輸送サービスの提供に努める。 ▼11月は函館線の貨物列車脱線事故の影響で特急の運休があり、一時的に利用が落ち込んだ時期もあったが、ライブイベントのために利用した人が増加した。特急主要3区間の利用者数は前年同月比で6%増えた。 ▼(2026年春に運行開始の豪華観光列車)スタートレイン計画の運行時期とルートについて。「赤い星」は4月下旬から7月中旬まで釧網線釧路―知床斜里間で運行し、その後は道内クルーズで活用するが、ルートは旅行会社と打ち合わせて決める。冬期は石北線で運行する。「青い星
新しいJR広島駅ビル(広島市南区)に乗り入れる広島電鉄(中区)の新路線の高架の盛り土やホームの整備に、大量の発泡スチロールが使われている。道路では一般的な工法だが、電車の営業線路への採用は国内初。地下の広場や駅ビルにかかる重さを減らす目的で、広島市などと協議して決めた。
北陸新幹線の新大阪延伸計画「小浜ルート」案について、京都仏教会(有馬頼底理事長・臨済宗相国寺派管長)が近く、計画の再考を求める申し入れ書を京都府の西脇隆俊知事に提出することが16日、京都新聞社の取材で分かった。小浜ルートの約8割がトンネルとなることから、地下水などへの影響を
利用者数が低迷し、沿線市町が赤字補塡(ほてん)している名鉄広見線の新可児―御嵩間について、最大額の年間7千万円を支援してきた御嵩町は11日、沿線の可児市、八百津町と協議し、来年6月をめどに存廃に結論を出す方針を明らかにした。 御嵩町議会定例会で渡辺幸伸町長が高山由行議員の一般質問に答えた。町によると、全国の先行事例を参考に選択肢を二つに絞り込んだ。存続の場合は「みなし上下分離方式」を採用する。路線の土地や施設、車両は沿線市町が所有しているとみなし、修繕費用や設備投資を市町で負担する。廃止の場合はバス路線に転換する。
JR北海道は来年春のダイヤ改正で、札幌発釧路行き特急「おおぞら」と札幌発函館行き特急「北斗」の一部について、停車駅を減らすことで所要時間を短縮する方針を固めた。高速バスや航空機との競争が激しさを増す中、速達性を高めて利用者の増加を図る。札幌―旭川間の特急は一部のダイヤを見直し、利用者の少ない旭川発の始発を遅らせ、札幌発の最終列車を早める。...
南海電気鉄道は4日、相互乗り入れしている泉北高速鉄道(大阪府和泉市)と区間をまたいで乗車する際の運賃を引き下げると発表した。普通運賃(大人)ではおおむね10〜150円下げる。各区間でそれぞれ初乗り運賃が発生し、2度払いを解消するのが目的。南海電鉄が泉北高速鉄道を吸収合併する2025年4月1日から新運賃を適
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