昨年3月で定期運行を終えたJR北海道の特急型ディーゼル車「キハ183系」の11両が、カンボジアの鉄道会社ロイヤル鉄道の特急として営業運行している。日本製の中古旅客車両がカンボジアで利用されるのは初。JR時代のデザインで現役復帰を果たした。...
電気機関車E500の車端部。貨物列車のみならず旅客列車にも対応するため、取り付ける接続器具が多く、設計に苦労したという=東京都府中市の東芝府中事業所で2024年4月11日、渡部直樹撮影 すでにJR線内で輸送される姿を見た人も多いかもしれません。 電気機関車「E500」。東芝インフラシステムズが台湾の公営鉄道会社「台湾鉄道」向けに製造しています。旅客列車、貨物列車両方のけん引を目的とした最高時速130キロを誇る車両。今回は東京都府中市にある製造現場にお邪魔し、出荷前の姿を撮影してきました。 外観はとてもシンプルな印象です。外の空気を取り込む吸気口は屋根に配置されていて、側面は平滑。中央部はオレンジ色ですが、運転室の上部は黒色で、その境界線が窓の端から先端部に向けてカーブを描きながら回り込んでいてスタイリッシュです。
【函館】昨年3月で定期運行を終えたJR北海道の特急型ディーゼル車「キハ183系」の11両が15日、カンボジアへ向け函館港から輸出された。昨年引退した車両としては国内最後で、全国から集まった鉄道ファンがカメラを手に作業を見守った。...
東海道新幹線などの日本の新幹線システムは、政府の後押しも受けて海外に渡っている。3月中旬、台湾・台北市を訪れた。同市中心部の駅に、白にオレンジのラインをまとった台湾高速鉄道(台湾新幹線)の車両が入ってきた。通勤客やスーツケースを抱えた旅行者らが整然と並び、列車に乗り込む。日本と変わらない光景がそこにあった。2007年開業の台湾新幹線は、日本の新幹線技術を海外で初めて採用した。専用軌道と自動列車制御装置(ATC)で衝突の危険性を回避し、「乗客の死亡事故ゼロ」「平均遅延時間は約4秒」など、日本と変わらない高い安全性や定時運行を実現している。台湾新幹線の23年の旅客数は1日あたり約20万人と、コロナ禍前の18年度の山陽新幹線(約21万人)に匹敵し、台湾社会に根付いている=中部支社経済グループ 杉本要撮影 2024年4月8日公開
EU、中国の鉄道車両メーカー調査 政府補助金で市場ゆがめた疑い 2024年02月17日06時33分配信 ブリュッセルの欧州委員会本部ビル(AFP時事) 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会は16日、EU域外からの政府補助金を得て域内市場をゆがめた疑いがあるとして、中国鉄道車両大手、中国中車集団(CRRC)傘下の青島四方機車車両に対する調査を開始した。補助金により、同社が入札事業で他社より有利な提案をできたかどうかを確認する。7月2日までに結論を出す。 輸出攻勢、広がる摩擦 中国製EV規制も 調査対象となるのは、青島四方が入札に参加したブルガリア政府の公共調達。欧州委は1月下旬に予備的調査を行い、域内市場をゆがめる補助金を受けた「十分な証拠がある」と判断した。 国際 コメントをする 最終更新:2024年02月19日12時47分
ロシアがウクライナ産の農産物の輸出をめぐる合意の履行を停止したことを受けて、代替ルートとしてドナウ川の利用が注目されています。ルーマニア政府は輸送量の増加に向けて、船舶の安全運航のための態勢整備を急いでいます。 ことし7月、ロシアがウクライナ産農産物の輸出をめぐる合意の履行を停止したことで、黒海沿岸にあるウクライナの港からの輸出が危ぶまれ、世界的な供給や価格への影響が懸念されています。 こうした中、代替ルートとして、ウクライナとルーマニアを隔てるドナウ川沿いの港から黒海に抜けるルートを利用する船が増えています。 このうち、ルーマニアのガラツィの港は、旧ソビエトとの貿易拠点だったため、ヨーロッパでは珍しくウクライナと同じ幅の線路が残っていて、先月下旬、ウクライナから食用油の原料などとなる菜種を積んだ貨物列車が到着し、積み降ろし作業が行われていました。 ドナウ川の航行を管理するルーマニア政府の
ハワイにとって、初めてとなる高架式の本格的な旅客鉄道事業。 私も現地に赴き、乗車してみました。印象的なのは、車窓から見えるダイヤモンドヘッドなどの雄大な景色。 観光PRのYouTube動画では見たことがありましたが、自分の肉眼で、この高さからこのような雄大な景色を見ることができるとは思いませんでした。 車内はとっても静か。座席に座らず立って景色を眺めていても、比較的スムーズな乗り心地です。 車内アナウンスは、英語だけではありません。「ドアが開きます、ご注意ください」などハワイ語でも放送がありました。 さらに車内には無料のWi-Fiも完備。通勤中のメールの返信などにも便利だと思いました。 この路線、高架鉄道の車窓から見える雄大な風景にちなんで「スカイライン」と名付けられています。 車内にもハワイらしさが満点。 ハワイでは、サーフィンやサイクリングを楽しむ人が多いため、サーフボードや自転車を置
全国津々浦々をつなぐ鉄道網。この社会に欠かせないインフラには、各所に新潟県で生み出される製品や技術が使われている。車両に部品、線路の建設…。新潟県は複数の異なる新幹線路線が走るなど、鉄道との縁も深い。国内はもとより海外の鉄路をも支える、ニイガタ発の匠(たくみ)の技を見ていきたい。=7回続きの1 【2023/05/23】 アフリカ中部コンゴ(旧ザイール)の首都キンシャサと港湾都市マタディを結ぶ約360キロの線路を、1両のディーゼル機関車が客車をけん引し、往復している。コンゴ国旗の水色と黄色、赤を基調とした塗装が施され、側面には日本国旗が描かれている。 製造したのは、特殊車両を製造販売する極東開発工業(大阪市)傘下の北陸重機工業(新潟市東区)。機関車のほか、架線作業車や軌道モーターカーなど、鉄道の維持管理に欠かせない車両を幅広く手がける鉄道車両メーカーだ。 北越重機工業がコンゴの運輸港湾公社に
モスクワ中央径線(MCD)開通式典に出席したプーチン(2019年11月) Sputnik/Alexei Druzhinin/Kremlin via REUTERS <ある時から自身のYouTubeページに、私的な電話の通話内容が一語一語書き起こされたコメントが付くようになった> 鉄道が好きな人にとっては、珍しい車両について詳しく知りたくなったり、写真を撮りたくなったりするのは自然なことだろう。だが、ロシアのある「鉄道オタク」の男性は、そんな好奇心に駆られたことが原因で命の危険を感じるようになり、最終的には国外に逃亡せざるを得なくなった。彼が追い求めた車両は、ウラジーミル・プーチン大統領専用の装甲列車だった。 ■【動画】愛人と暮らす「黄金の別荘」への移動にも使用するプーチン専用の「装甲列車」 この男性は何年にもわたってプーチンの装甲列車を追跡し、写真を撮影していたが、そのせいでロシアの情報機
【ワシントン=大内清】戦時下のウクライナ首都キーウ(キエフ)へのバイデン米大統領の電撃訪問は、人々が寝静まっている時間帯に米首都ワシントンを発(た)ち、安全上のリスクが高いキーウまでの道のりを闇夜に乗じてくぐり抜ける隠密行だった。 ◇ 18日の土曜日、バイデン氏はジル夫人とともにワシントン市内のレストランで夕食を楽しんでいた。夫妻は週末をホワイトハウスではなく東部デラウェア州にある自宅や別宅で過ごすことが多く、ワシントンでの外食もまれだ。 事前に報道機関向けに知らされていた予定では、バイデン氏の出発は20日(月曜)午後だった。この日は祝日にあたるため、外遊前の3連休を比較的ゆったりと過ごすものとみられていた。 しかし、夕食から戻って数時間後の19日未明、バイデン氏と数人の側近を乗せた車列はひそかにホワイトハウスを出た。ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地から要人輸送用の中型機が離陸したのは
ケニア政府の鉄道利用義務化政策に反対し、路上で抗議する市民ら=ケニア東部モンバサで2019年10月、NGO「人権ムスリム」提供 中国が進める巨大経済圏構想「一帯一路」の一環として、インド洋に面するケニアの港湾都市モンバサと首都ナイロビなどを結ぶ鉄道が2017年に建設された。一帯一路構想に含まれるアフリカでのインフラ計画としては最大規模で、ケニア政府に約50億ドル(約6500億円)を融資し、立案から建設まで大部分を中国側で担った。ところが完成後にさまざまな問題が噴出し、住民から猛反発も受けていた。 貨物輸送「速く安く」のはずが… 今年1月14日朝、始発のモンバサ駅に急行列車が入線すると、十数両の客車は家族連れなどでほぼ満席になった。午前8時3分、定刻より3分遅れで出発した。モンバサ―ナイロビ(約450キロ)は鉄道なら5~6時間で、2等車は1人1000シリング(約1000円)。8時間以上かかる
タイ国鉄(State Railway of Thailand)は、2023年1月19日よりバンコクを発着する特急や急行などの長距離列車を現在のフアランポーン駅からバンスー中央駅(クルンテープ・アピワット中央駅)へ移転することを発表しています。 フアランポーン駅 バンスー中央駅 対象となる列車は特急(Special Express, รถด่วนพิเศษ)、急行(Express, รถด่วน)、快速(Rapid, เร็ว)の計52本。詳細は以下の通りです。 北本線(14本) バンコク発 列車番号7 チェンマイ 列車番号9 チェンマイ 列車番号13 チェンマイ 列車番号51 チェンマイ 列車番号107 デンチャイ 列車番号109 チェンマイ 列車番号111 デンチャイ バンコク行き 列車番号8 チェンマイ 列車番号10 チェンマイ 列車番号14 チェンマイ 列車番号52 チェンマイ 列車
この記事をまとめると ■JR宇都宮駅から芳賀町までを結ぶLRTが試験走行の段階に入った ■LRTは欧州ではメジャーだが、じつはクルマ大国と思われているアメリカでも見られる ■気候変動対策にも有効とされるLRTだが、沿線住民による反対運動が起こることもある 新たな交通手段と期待されるLRTが試験走行を開始 栃木県宇都宮市のJR宇都宮駅から同県芳賀町(工業団地がある)までを結ぶLRT(ライト・レール・トランジット)が開業へ向かい試験走行の段階に入った。LRTとはわかりやすくいえば路面電車のことであるが、低床車両を導入し乗降を容易にするなどした、「次世代型路面電車システム」と日本語では表現されている。 宇都宮のLRTが注目を浴びているのは、歴史上その場所にかつて路面電車が存在しなかった場所に、まったく新しい路線として開業するところにある。 関東地区とはいうものの、北関東地区と呼ばれる、群馬、栃木
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