「Rust Language Server」は、Language Server Protocolを利用して、クライアント・サーバ形式にてエディタ機能、および統合開発環境を提供する。 今回、公開されたアルファ版では、シンボルおよびメンバリストの自動補完、定義の確認、参照の検索、インスタンスの一括リネーム、シンボルの型取得、エラー表示といった機能を備えており、Linux、Mac OS、Windowsで利用できる。 現在のバージョンは、RacerとRustコンパイラを連携させたもので、Racerによって安価かつ迅速なプロジェクトを完成させられる一方で、やや解析の正確さに欠ける。そのため、リファクタリングやコードナビゲーションにはRustコンパイラを利用して解析の正確さを高めている。 開発チームは正式版の公開に向けて作業を進めており、次回のリリースではバグフィックスを行うとともに洗練度を高めた第2