このままだと「2030年にはナイトクラブは消滅する」 ロンドンやモントリオール、ベルリン、東京、シドニー、メルボルンなど、世界各国の「都市のナイトライフが衰退しつつある」と報じられている。 背景にあるのは、都市中心部の不動産価値の高騰とそれによる高級化、家賃高騰によるコストの上昇、厳しい騒音規制、安全性への懸念などだ。そして、若者の飲酒離れや経済的な困窮なども関係しており、夜間営業のナイトクラブやバーが続々と閉店しているという。 ナイトライフの縮小傾向は、パンデミック以前からあった。それが、パンデミックによってさらに拍車がかかったとみられている。 英国マンチェスターのナイトタイム・エコノミー(一般に日没から日の出までの夜間の経済活動)の顧問であるサーシャ・ロードが米メディア「ブルームバーグ」に語ったところによれば、2005年以降、英国のナイトクラブの約4分の3が閉鎖されており、現在の状況が