広野 彩子 日本経済新聞社NAR編集部次長 朝日新聞記者を経て日経ビジネス記者、2013年から日経ビジネス副編集長。日経ビジネスオンラインでコラムの執筆・編集を担当。入山章栄氏の著作『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学』を担当。 この著者の記事を見る
広野 彩子 日本経済新聞社NAR編集部次長 朝日新聞記者を経て日経ビジネス記者、2013年から日経ビジネス副編集長。日経ビジネスオンラインでコラムの執筆・編集を担当。入山章栄氏の著作『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学』を担当。 この著者の記事を見る
というブログ記事をイースタリーが書いていた(原題は「Was the poverty of Africa determined in 1000 BC?」)。内容はイースタリーが共著した論文の紹介。 論文では、紀元前1000年、紀元ゼロ年、紀元1500年、そして現代という4時点の各国の技術採用度を測定する、という気宇壮大なことを試みている。表4ではその技術採用度を指標化したものの五大陸ごとの平均が記載されている。試しにグラフ化してみると以下のようになる。 ここで、技術の発明ではなく採用の程度を指標としたところが味噌である。論文ではその点について以下のように記述している。 Why do our historical rankings differ from the view that ancient Europeans were barbarians, while China and the M
駅の公衆トイレで眠るのが美奈(仮名・18歳)の日課だ。 アルバイト先のキャバクラはラストが午前1時。すでに終電はないので、便座に腰かけてうとうとし、夜明けを待つ。電車が動き出せば、適当に化粧を落として制服に着替え、学校へ。睡眠不足と疲労で授業など頭に入るわけはないが、しかたがない。出席日数はもうギリギリなのだから―― 今、こんな高校生たちが全国で増え続けている。4月から高校無償化が始まるが、それでも高校卒業の危機にさらされる子どもたちが、来年も大勢現れるかもしれない。 高校生の“卒業クライシス”の実態について、現場に聞いてみた。 「PTA会費で校舎を修繕」!? 授業料の倍かかる「学校納付金」 全教・日高教・全国私教連が設けた「授業料・教育費緊急ホットライン」。実施は2月11日のみだったが、この日だけで156件の問い合わせがあったという。日高教 小池由美子さんは説明する。 「私立高校の学費を
2009年06月28日19:00 カテゴリNewsMoney コドモ買うよりモノを買え! - 国際児童売買春をなくすには そろそろこの話題について語っておくか。 『Santa Fe』を1年間で処分すべしとする与党案に驚く - 保坂展人のどこどこ日記 マスコミの注目を集めていたアグネス・チャンさんは、タイのチェンマイでビルマ(ミヤンマー)から売られてきた子どもたちが、いかに酷い扱いを受けているのか、また、いかに買春をされて写真を撮られているのか、その苦痛に満ちた訴えを情感を持って語った。 これを防ぐのに、 児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律 は、明日の方法のように見えて一昨日の方法でしかないので。 まず、児童ポルノの所持を禁止することによって、途上国における児童売買春が減るかどうか。 これが減らないことは、誰がそれらの国で子どもの性を買っているかを見ればわかる
政府直轄部族地域とペシャワル南部の境界を往来する子供たち。遮断機(右)の奥に見えるのが部族地域=酒井圭吾撮影 パキスタンの安定化を目指して東京で17日に開かれた支援国会合は、「テロの温床」を生む貧困の克服が大きな議題となった。 オバマ米政権も、アフガニスタンでの対テロ戦略の鍵を握る重要国としてパキスタンを位置づけるが、同国のイスラム過激派は、貧困層を取り込む形で都市部にも浸透し始めている。 ◆未舗装の道、突然の「検問」◆ 「頭を下げろ!」 アフガン国境に近いペシャワル南部。未舗装の道を車で移動中、現地で雇った案内人が叫んだ。 アフガンの旧支配勢力タリバンや国際テロ組織アル・カーイダが拠点を築く政府直轄部族地域まで2キロ。銃を持つ男が300メートル先で別の車を制止していた。タリバンの「検問」だ。 外国人がいると分かれば危険は増す。道端に停車し、様子をうかがううちに男はいなくなった。 タリバン
例によって、門倉貴史さんのグループのルポ新書です。 >雇い止め、内定取り消し、正社員の大量整理…待ち受ける衣食住の危機、貧困ビジネスの魔手。大不況の最底辺でどんな悲劇が起きているのか?突き落とされた人々、100人の生の声。 殺伐とした雰囲気が漂ってくる一冊です。リストラの実態は山のように書かれているわけですが、本書が面白いのはそれによって歪められる生活の臭いが漂ってくる記述です。派遣の寮にいたため布団も何もなく、県営住宅には入れたけれども畳の上に段ボールを敷き、雨合羽を着込んで何とか眠った、屋根のついたホームレスみたいなもんだ・・・とか。寮を追い出されて雇用促進住宅に入ったが、家財道具は粗大ゴミを拾おうと考えていたら、当てが外れて、何もない部屋であるだけの服を着込んで畳の上で寝た・・・とか。 解雇通告書を妻に見せたら、ビリビリに破り投げ捨てられ、面接で落とされて帰って妻を殴り、離婚された・
世間で派遣切りが騒がれている。不況の煽りなんだろうが、どうにもニュースで騒がれすぎている様な気もする。 ただ、派遣労働者に対して世間は冷たい。曰く、「社員になる為に努力しなかったお前が悪い」「派遣ってもともとそんなもんだろ」 それに対して僕を含めて派遣労働者の人は文句を言えない。正論だからであるし、わかっていた事でもある。 そんな世間に対して鬱屈した気持ちを社会的弱者であり派遣労働者である僕は呪詛を唱える。 みんなみんな解雇されちまえ。正社員も解雇されちまえ。その時言ってやる。『経営者になる努力をしなかったお前が悪い』 みんなみんな会社も潰れてしまえ。その時言ってやる。『まともな経営をする努力をしなかったお前が悪い』 努力しても報われないで終わってしまえ。その時言ってやる。『努力する方向を間違わない努力をしなかったお前が悪い』 えー、まーその、みんな幸せになるといいね!
派遣村の人間のことを一番許せないのが、これまで散々政治家に痛い目にあわされてきたにもかかわらず、政治家に「助けてくれ」と尻尾をふるその姿勢だ。政治家がこれまでまともに動いていれば、今のような悲惨な状況になっていたはずがない。 にもかかわらず政治家にすがることしかしない/できない情けなさを含めて『半島を出よ』からの引用をしたのだが、警鐘は全く届かないようだ。批判意見といえば「こうすべきだからこうでなくちゃならない」という実のない理想論ばかり。 まあ愚痴はよそう。今回のエントリーは失業者を救う、たった一つのやり方について。その方法とは、自ら政治家になること。 労権党(仮)までの道のり ヨタ話と断ずる前にちょっと聞いてほしい。仮にこの、失業者の指示を受けて結成された政党を労働者の権利を守る党、労権党としよう。 2008年11月の失業率は3.9%だという。ざっと計算して東京都には50万人の失業者が
「派遣村」実行委員会は、本日19時、厚生労働省に対し、1月5日以降の入村者への衣食住の保障を含む、生活・労働についての要望書を申し入れました。 応対した社会擁護局総務課長、地域福祉課長からは、「災害と同等のものだという気持ちです。衣食住を確保しないまま講堂から退去させることがないよう、関係部局と調整してやっていきます」との発言がありました。 要 望 書 厚生労働大臣 舛添要一殿 2009年1月3日 派遣村実行委員会 村長 湯浅誠 事務局 全国ユニオン 臨時携帯番号 090-3499-2153 昨日は、貴省講堂の開放による派遣村村民の受入れ、ありがとうございました。ご英断に感謝します。講堂の開放により、焦点は1月5日以降の村民生活の安定をいかに確保するかに移りました。昨日の「緊急申入書」第2項を踏まえつつ、改めて以下の要望を行います。 1 厚生労働省の責任において、1月5日以降の村
「貧困の終焉」。ジェフリー・サックスの最新の著書である。ISBN4-15-208723-4 早川書房 ¥2300。 訳者のあとがきによれば、経済分野を専門にしている訳者も、この本を訳すことになるまで、その名前を知らなかったという。 国連にとっては、非常に重要なミレニアムプロジェクトの長を務めた人で、現在、コロンビア大学の地球研究所長である。 C先生:とにかく、今年読んだ本の中では、環境と開発に関心のある方々にとって、もっともお奨めの一冊である。 貧困の克服が、地球温暖化よりも現時点での地球環境関連の最大の問題であることは事実だろう。しかも、現代の先進国が富を築いた源泉となってきた化石燃料が尽きようとしている現時点で、乗り遅れた国は、未来永劫乗り遅れる。それどころか、今、先進国だと自認している国も、現在、アフリカあたりに多く見られる「貧困の罠」にはまる可能性がかなり高い。 日本のような国は、
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