このサイトでは、誘電緩和(Dielectric relaxation)、 誘電分光(Dielectric Spectroscopy)につてい解説しています。 ステップ電圧を並行平板コンデンサに印加した時、もしコンデンサの中が真空であればコンデンサには瞬時に電荷がたまります。一方、コンデンサの中が、液体、もしくは固体状態の物質で満たされている場合には、コンデンサに蓄えられる電荷の挙動は、2段階に分けられます。まず最初ステップでは、瞬間的にある一定の電荷がたまり、その後は徐々に電荷が蓄えられていく様子が観測されます。 この後者のステップは、電圧を印加したときに、物質表面に誘起される分極電荷の形成にある程度の時間がかかることに起因します。このようにゆっくりと時間をかけて分極が形成される現象を誘電緩和といいます。また、このゆっくりと形成される分極は、「双極子分極」、もしくは「配向分極」とも呼ばれ、
仕事関数(しごとかんすう、英: work function)は、物質表面において、表面から1個の電子を無限遠まで取り出すのに必要な最小エネルギーのこと。 電子が N + 1 個ある表面系の基底状態の全エネルギー(場合により自由エネルギー)を Etot(N + 1)とする。 表面上の空間は真空であるとすると、系全体のエネルギーはEtot(N + 1)である。 ここで、この表面系から電子を1個無限遠方まで取り出し、電子がN 個になったときを考える。 N個の電子からなる表面系の基底状態の全エネルギーを Etot(N) とし、無限遠方にある電子状態を真空準位 V(∞)とすると、系全体としてはEtot(N) + V(∞) となる。 よって仕事関数 W は、次のように書ける。 化学ポテンシャルをμとすると、N が十分大きければ、であるため、次のように表せる。 温度が絶対零度 (T = 0 K) なら、
「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
関連トピックス東京電力超伝導ケーブルの断面。3本の線を束ねており、外側に液体窒素が流れる=横浜市鶴見区変電所内に敷設された超伝導ケーブル=横浜市鶴見区 電気抵抗がゼロになる超伝導物質を使った送電線で、実際に家庭に電気を送る実証実験が29日、横浜市の東京電力旭変電所敷地で始まった。超伝導送電線で中継された電気が家庭向けに送られるのは日本で初めてという。 実証実験は新エネルギー・産業技術総合開発機構や東京電力などが約1年かけて、共同で進める。「超伝導」になる区間は変電所内の約240メートルで、冷却に使う電力分を含めても、従来の送電線に比べて単位長さあたりの電力の損失を半分にできる可能性があるという。 今回送り始めた電気は、約5万世帯分。2020年までに技術を確立させて実用化につなげたいという。 送電線は素材にビスマス合金などを利用。電線を零下約200度まで冷やすために、液体窒素を電線を
キャリアトラップの働きについて 私の研究室では、有機EL素子を作製しています。 作製した素子において、印加した電圧に対する電流密度を測定しているのですが、疑問があります。 低電圧領域(3V程度まで)はオーム則に則り、電圧に対して一定の傾きで電流密度が増加します。 しかし、3V以上の電圧を印加していくと、急に電流密度の傾きが急になり、バラツキも多くなってしまいます。 先生に尋ねたところ、「キャリアトラップによるもの」とのことでしたが…。 具体的に、キャリアトラップとはどのような働きをするのでしょうか? また、このキャリアトラップによって電流密度の急激な増加およびバラツキはどのように説明できるのでしょうか? 知識のある方、ご教授願います。
信州大学 繊維学部 化学・材料系 機能高分子学課程 谷口彬雄 教授 研究室 小山 俊樹 准教授 市川 結 准教授 established 1996 10月10日:「光合成活動測定装置」に関する記事を追加 8月29日:「有機ELの光で野菜栽培へ」に関する記事を追加 12月21日:「有機ELで光通信」に関する記事を追加 7月12日:信大発ベンチャー「携帯電話使用警告表示装置」に関する記事を追加 6月29日:第�U期知的クラスター創生事業選定 5月1日:信濃乃蹴鞠の会に新聞記事を追加 4月13日:「有機デジタル回路」に関する記事を追加 9月22日:高性能トランジスタに関する記事5件追加 6月28日:有機ELによる3次元形状検査機の開発に関する記事 5月1日:信濃乃蹴鞠の会に新聞記事「蹴鞠のリズム心地よく」を追加 4月24日:「動体視力計」関
印刷 永久磁石を非常に薄くすると、電圧をかけるだけで磁石ではなくなることを京都大化学研究所のグループが見つけた。電圧をなくせば磁石に戻る。磁力を簡単にオンオフできる装置が実現可能になり、ハードディスクの省エネ化などに役立つという。英科学誌「ネイチャーマテリアルズ」電子版で3日発表する。 京大化学研究所の千葉大地助教(磁性物理学)らは、コバルトの永久磁石を250万分の1ミリという薄い膜にし、絶縁体の層をつけて電流が流れないようにして10ボルトの電圧をかけた。すると磁石の性質が完全に消え、普通の金属になった。電圧で電子の量がわずかに変化するためという。 ハードディスクなどに情報を書き込むのに、電磁石の磁気ヘッドが使われている。電磁石は金属のコイルに電流を流したり止めたりすることで磁力をオンオフするため、電力を消費する。磁気ヘッドにコバルトの薄膜を使えば電流は流れないので、電力はほとんど消
東京大学大学院工学系研究科の十倉好紀教授、理化学研究所(理研)、日本原子力研究開発機構(JAEA)、科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業ERATO型研究「十倉マルチフェロイックスプロジェクト」の徳永祐介研究員らによる研究グループは、室温での「マルチフェロイック材料」につながる新しい材料を開発したことを明らかにした。 "マルチフェロイック材料"は、磁石の性質(強磁性)と誘電性(強誘電性)の性質を併せ持つ材料のことで、電場(電圧)により磁石の強度を制御でき、また、磁場によっても電気分極の強度を制御できるという、従来にはない機能を持つ材料で、現在、世界中で激しい競争が始まっている。 中でも、強磁性体としての性質と、らせん磁性体としての性質を併せ持った「円錐スピン磁性体」と呼ばれる特殊な種類の磁石では、強磁性体としての性質と強誘電体としての性質が特に強く結びつくことが知られているが、円
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く