鳩山前総理のセイバーメトリクス論文:野球のオペレーションズリサーチ 昨年総理に就任した鳩山由紀夫氏の「野球のOR」については2009年10月頃の報道でご存知の方も多いと思われる。 今なら時期的にこの件について語っても構わないと思われるので(註1)、考えたことなどを。 論文の全文はここのリンク先にある。 一見して、長所と短所が明らかであるように見える論文である。論文は意外とその人となりまでが現われる。 確かに就任後の行動に繋がっているような気もしないではないが 30年も前の論文であり、その30年という歳月は人を成長させるのに十分な歳月でもあるんだろうし これをもって一人の政治家の資質のすべてと判断しようとも思わない。 この論文が発表されたのは1979年なので東京工業大学助手だった時代にあたる。 1979年といえば前年に広岡監督率いるヤクルトの日本シリーズ初優勝や王貞治選手(まだ選手だったのだ