インターネット上の掲示板に悪質な書き込みをしたとして、威力業務妨害罪に問われた横浜市青葉区の介護士の男(32)の初公判が26日、横浜地裁(吉田勝栄裁判官)であった。被告は起訴事実を大筋で認め、検察側は「犯行は悪質」として懲役1年を求刑し、結審した。判決は12月2日に言い渡される。 起訴状などによると、被告は昨年12月15日未明、ネット上の掲示板「2ちゃんねる」の、横浜市内の老人介護施設に関する掲示板に「放火するぞ!!!」と書き込んだとされる。被告は同施設で2005年末から介護士として働いていたが、昨年3月に施設から促され、退職していた。 被告が掲示板に「放火するぞ」と書き込んだのは、一度だけ。すぐ後に他の利用者が「その発言やばいよ。捕まるよ」と書き込んだのを見て、自ら「止めよ」などと“訂正”の書き込みをしていた。 だが、ネットの影響力は大きい。同施設では以前にぼや騒ぎがあったことから