1972年、東京・葛飾区で創業した株式会社ミヨシ。従業員数約20名という中小企業ながら、大手からベンチャー企業まで幅広く信頼を集める、プラスチックの試作・小ロット生産のエキスパートです。 高い技術力で安定した成長を続けてきた同社も、多くの町工場が直面する「採用難」と「定着率の低さ」に悩んでいました。特に、会社も社員も不幸になる離職を防ぐにはどうしたらいいのか。「会社と社員のミスマッチをなくし、社員がしあわせに働ける場所」を目指す、2代目社長杉山耕治さんの取り組みをご紹介します。 株式会社ミヨシ 代表取締役社長 杉山耕治さん 大学卒業後、三井造船環境エンジニアリング株式会社(現:三井E&S環境エンジニアリング株式会社)に入社。ごみ処理プラントの工事現場監督を務める中で、ごみとエネルギーの浪費を減らさないと未来はないと実感する。2003年に家業である株式会社ミヨシに入社し、2012年代表取締役