沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の映像を動画投稿サイトに流出させた神戸海上保安部の一色正春・元海上保安官(44)が25日、熊本市内で講演し、「主権者たる国民が正しい情報を得て、正しく判断していかなければ、この国は変わらない」と、流出時の心境を振り返った。 この日は、中国漁船の船長が、那覇地検から処分保留で釈放されて1年が経過した日。日本会議熊本(会長=木村仁・元参院議員、約1000人)などが、あらためて事件の教訓を振り返ろうと開催した。 一色氏は「尖閣諸島が危ない!~sengoku38からのメッセージ~」と題し、約500人を前に講演。映像を流出させたことについて、「数十隻の船が日常的に日本の領海内で違法操業をし、見逃され、船をぶつけるといったことをした。本来はこの問題を国民に広く知らせるべきだったが、それがなされず、逆に日本が悪いという状況になった。このままいくと大変なことになると思い、