インド・ジャム(Jammu)で、住宅街に迫るはん濫したタウィ(Tawi)川の水(2014年9月6日撮影)。(c)AFP 【9月8日 AFP】インドのカシミール(Kashmir)地方では7日、洪水によって孤立した数千人の住民の救出活動が、兵士らによって続けられた。同地方を襲った中では過去50年で最悪とされる洪水により、これまでに少なくとも150人が死亡、主要都市スリナガル(Srinagar)では市内の大部分が冠水する事態となっている。 ジャム・カシミール(Jammu and Kashmir)州の風光明媚なヒマラヤ(Himalayan)地域では、モンスーンによる集中豪雨が各地で洪水と地滑りを引き起こし、約350の村も冠水被害を受けた。 スリナガルでは7日、ジェラム(Jhelum)川のはん濫により市内の広範が冠水、住民らは屋根の上に避難した。小児病院を含む2件の病院で浸水被害が出たとの情報も伝え