8割水没「幻の橋」見た 北海道上士幌でウオーキング大会 (06/17 15:35) タウシュベツ川橋梁を眺めるウオーキング大会の参加者 【上士幌】十勝管内上士幌町の糠平湖にほぼ水没し、水位の上下で見え隠れする「タウシュベツ川橋梁(きょうりょう)」を見学するウオーキング大会が16日、初めて開かれた。 上士幌町・ぬかびら源泉郷魅力発信キャンペーン実行委と北海道新聞帯広支社が共催。道内外の約300人が、湖近くの幌加除雪ステーションから約5キロを往復した。 橋梁は1937年(昭和12年)に完成した旧国鉄士幌線のコンクリートアーチ橋。55年のダム建設でダム湖の糠平湖に沈み、「幻の橋」とも呼ばれる。水没を繰り返したため、一部が崩れるなど傷みが激しい。 橋梁は8割ほどが水面下に沈んだ状態だったが、釧路市の尾山仁さん(65)は「形があるうちに見られてよかった」と話した。 前の記事 次の記事