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思想史に関するpj1200100のブックマーク (7)

  • 「江戸の読書会 会読の思想史」前田 勉 著

    読書というのは孤独な営みであり、孤独な愉しみである。そんな読書観は実は新しいものだ。欧州では読書は黙読ではなく音読が主流であり、近世には読書グループが次々と形成されて、それがブルジョワ階級の勃興と対をなしていた。日ではどうか?江戸時代、漢詩人江村北海(1713-88)は欧州と同じく音読と黙読どちらがいいか、という問いに続けて、「書ヲヨムニ、我独リ読ムガヨキカ、人ト共ニヨミテ、世ニイフ会読スルガヨキヤト問人アリ」と書いているという。 江戸時代、読書の主流となっていたのは「会読」と呼ばれる『定期的に集まって、複数の参加者があらかじめ決めておいた一冊のテキストを、討論しながら読み合う共同読書の方法』(P12)であった。その会読はどのように始まり、どのように廃れていったのか、また会読が与えた影響の大きさについて、近世思想史を概観しつつ、江戸の儒学・蘭学・国学から幕末の思想家たち、明治の自由民権運

    「江戸の読書会 会読の思想史」前田 勉 著
  • 裁きとしての災害――『災害ユートピア』について - 綿野恵太@edoyaneko800

    著者・レベッカ・ソルニットが描き出すのは、災害後に形成される人びとの友愛や協調である。サンフランシスコ大地震(1906)、ハリファックスの爆発事故(1917)、ロンドン大空襲(1940)、メキシコ大地震(1985)、アメリカ同時多発テロ(2001)、ハリケーンカトリーナ(2005)。これらの歴史的災害において、人びとは秩序だった避難を行い、すぐさま救援活動に身を呈し、物資を配給した。一方、政府や軍隊などの官僚組織は機能不全に陥り、また人びとの暴徒化を恐れ、被災者に対して武装するまでにいたった。無実の被災者が略奪者として撃ち殺され、隔離され、十分な救助を与えられないままであった。災害以上に人的な二次災害を引き起こすのは彼らである。ソルニットはそれを「エリートパニック」と呼び、その原因は被災者に対する間違ったイメージにあるという。ハリウッド映画などの災害スペクタクルに描かれるような、混乱した群

    裁きとしての災害――『災害ユートピア』について - 綿野恵太@edoyaneko800
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  • 宮台真司のトンデモな歴史観 - 遠方からの手紙:楽天ブログ

    2007.05.11 宮台真司のトンデモな歴史観 (6) カテゴリ:明治維新・アジア主義 宮台真司の近代史認識がいかにでたらめかを示す例を、MIYADAI.com Blog から引用してみる。 その点、昔の米国は凄かったよ。例えばGHQの“ホワイト・パージ”。日が内政外交上の無能力者になったのは米国による“ホワイト・パージ”による所が大きい。“レッド・パージ”は有名だけど、実は講和までの8年間に戦前までの右翼──国の成り立ちを真に知る存在──が根絶しにされたのは知られない。(中略) 同じくGHQの指示でなされた“レッド・パージ”の目的は労働運動の弾圧で、GHQは思想弾圧すべからずと指示書を書いていたほどだ。ところが右翼の思想的鉱脈は完全に根絶やしにされた。結果、維新以降の国の成り立ち、特に「田吾作による天皇利用」の真実を、コミュニケートする機会が消えた。それ以降の右翼は戦前とは別物。右翼

    宮台真司のトンデモな歴史観 - 遠方からの手紙:楽天ブログ
  • 人間性の解体構築:〈ディスホミニゼーション〉に有効性はあるか? - 仮 定 さ れ た 有 機 交 流 電 燈

    歴史文化・環境をめぐる学術的話題から、映画ゲームについての無節操な評論まで、心象スケッチを連ねてゆきます。 5/28(水)、文学部の共同研究会「人間の尊厳を問いなおす」において、「人間性の脱構築と仏教-草木成仏論と他者表象の力-」なる報告を行った。 最初「人間の尊厳」がテーマだといわれて、いったい何をやるべきか悩みに悩んだ。何しろ、ここ何年も関わっている環境史・環境倫理研究では、西欧哲学史において「人間の尊厳」として構築されてきたものをいかに相対化するか、解体するかが至上命題だったのだから。しかしよくよく考えてみれば、環境倫理において近代的人間像を解体することも、尊厳を「問いなおす」、もしくは新たな枠組みにおいて「更新する」行為にほかならないのだ。そこで開き直って上記のようなタイトルを付し、さらに調子に乗って、「人間性の脱構築」に「ディスホミニゼーション(dishominization

    人間性の解体構築:〈ディスホミニゼーション〉に有効性はあるか? - 仮 定 さ れ た 有 機 交 流 電 燈
    pj1200100
    pj1200100 2008/06/15
    "5/28(水)、文学部の共同研究会「人間の尊厳を問いなおす」において、「人間性の脱構築と仏教-草木成仏論と他者表象の力-」なる報告を行った"
  • 『「日本という方法」書評レビュー』

    元多読書評ブロガー石井の「行動読書」学びシェアブログ 月間101冊多読書評ブロガーとしてのアルファブロガー活動は一旦休止中ですが、学びのシェアというコンセプトでは細々と続けていきたいと考えていますので、また今後ともよろしくお願いいたします。 「日という方法」書評レビュー 著者:松岡正剛 出版:NHK出版 おすすめ度:★★★★★ 【概要・書評】 【知の巨人が問う日のエッセンス】 簡単なではないですが、最終章でも言っているように、確信的なことは書かずに、あえて難解に、示唆に富ませるような文章で書かれた日論です。 「世界と日の見方」同様付箋だらけになりました。 【内容メモ・学んだこと】 ・和歌の歌合せ アワセ(相反するものを比べ)・キソイ(競争)・ソロエ(まとめ)・カサネ ・陽明学 「知行合一」虚禅に浸るな「抜塞減(サクゲン)」根をふさぐ?代表的日人の西郷隆盛、中江藤樹、二宮尊徳

    『「日本という方法」書評レビュー』
  • Amazon.co.jp: 経済政策形成の研究: 既得観念と経済学の相克: 野口旭, 浜田宏一, 若田部昌澄, 中村宗悦, 田中秀臣, 浅田統一郎, 松尾匡: 本

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