というのが、前回エントリで紹介したブランシャールのツイートで、確率的債務持続可能性分析(stochastic debt sustainability analysis=SDSA)の好例として取り上げられていたSSRN論文のタイトルである(原題は「Unconventional monetary policy and debt sustainability in Japan」)。著者はEnrique Alberola(スペイン銀行)、Gong Cheng(BIS)、Andrea Consiglio(パレルモ大)、Stavros A. Zenios(キプロス大)。 論文の中心的な結果は以下の図5に表されている。 横軸が年、縦軸が債務GDP比率であり、赤線と青線はそれぞれ下から順に10%、25%、50%、75%、90%の確率での分位グラフである(50%は破線、他は実線)。赤線は実際のデータならびに